1章
1章 無知
2033年7月 HCPが導入されてから20年後
僕は何を知りたかったんだっけ
いつもその疑問が頭をよぎる
特に深く考える事も無く意味がある訳でもない
ただふとそう考えてしまいながら朝9時過ぎの電車に乗り込む
先程の疑問を頭に浮かばせながらぼーっと
外を眺める
気が付けば6駅先の錦糸町だった
北口の改札を出て真っ直ぐ路地に入り10分程歩くと僕の勤め先、都立教育監督署のビルが建っている
建てられて20年近く経っているとは思えない美麗な外観をしている
ビルというよりはマンションだ
署員のカードキーを入り口にかざしロックが外れる
そのままエレベーターで3階に上がるとすぐさま「東京都立教育監督署第6課地域基準監督係」というプレートが貼られた扉が目の前にある
最初の頃は緊張しながらノックをして入っていたがもう3か月目でだいぶ慣れて来たのでそのまま部屋に入る
「おはようございまーす」
「あーおはよう、今日も早いな」
「五十嵐さんこそ午前中に来てるなんてどうしたんですか?辞めるんですか?」
「扱いが鋭過ぎん?その内泣いてやるかんな!」
どう見てもいじられキャラのこの人はここに来て5年目の先輩、五十嵐さんだ
「だって僕、ここに来てから五十嵐さんがちゃんと来てるとこを見たの今日で2回目ですよ?」
と言うと五十嵐さんは聞こえないフリをして
コーヒーのおかわりを汲み出した
「ところで係長はどちらに?」
「あー強羅さんなら本庁に寄ってから来るらしいぞ、昼過ぎに来るって言っててそれまで管理者居ないから俺が命を削って早く来たって訳」
(本庁、かつては文科省、外務省、環境省という風に都における中央庁と呼ばれる機関が分かれて存在していたが2013年から統一され本庁と呼ばれる様になった)
「なるほど、じゃあいつも通り住民リストの仕分けからやってますね」
「あーそれなんだが、お前ここに来てからひたすらそこら辺の管理系の雑用やってただろ?そのおかげで10月くらいまでのそこら辺の仕事全滅しとるんよ(笑)」
「え、じゃあどうするんですか?というか何でそういう事早く教えてくれなかったんですか?」
「いやお前仕事早すぎてこんな事になるとは思わんかった、というか係長は本庁行ったりする事が多いし俺は外回り行ったりで全然見てなかった、、
まぁ勿論新規で不合格した人間とかのリスト整理とかはあるがな、そんなのはすぐ終わるから構わないだろ
そこでだ、係長が戻ってきたらお前にはここのメインの仕事を教えようと思う」
「メインの仕事、、普段お二人が行ってる外回りですか?」
「そうだ、まぁ内容は行き道で教えるさ
というか今日は俺が一通りやるからお前は付いて見てればいい」
「なんか初めて五十嵐さんから先輩っぽい言葉が聞けて俺めっちゃ感動してます!
頑張ります!」
「あぁ、泣きたい、今年で27だけど泣き叫びたい」
「まぁあれだ、午前中はやる事ないし適当に時間潰しといてくれ」
「じゃあたまにはここの掃除でもしてますね」
「本当お前って真面目っていう漢字に手と足が生えたみたいな奴だな」
「えへへ、よく言われます」
「よく言われるの!?!?」
そして12時過ぎ頃この監督係の係長、強羅さんがやって来た
「うわ、五十嵐君がおる、、うわ、、、
うわ、、」
「いや、開幕それは酷いでしょ!」
「おはよう聡君」
「係長おはようございます」
「え、何俺、罵倒された挙句スルーされた?
え、いじめ?これいじめなの?昔あった労基とかあったらすぐ行くよ?」
「五十嵐君、職場では静かにしなさい」
「先輩五月蝿いです」
「職場の全員から嫌われた、死のうかな」
「ところで聡君、今日から外回りを任せようと思ってたんだが話は聞いてるかな?」
「はい、今日はとりあえず五十嵐さんの付き添い、という形ですよね」
「うん、彼に任せるのはとても癪だが私も時間があまり割けなくてね、職員が少ないとはいえ彼に任せるのは癪だが致し方ない事だ
癪だが頑張ってくれ」
「了解しました!癪ですが頑張ります!」
五十嵐さんが窓の外を見つめている
「空は青い、、、」
早速半ベソを掻いてる五十嵐さんと共に外回りへ向かった
最初の目的地は江戸川区の篠崎らしい
何軒か家庭訪問した後同じ区内にある工場施設に行くらしい
まだ少し余裕があるので先に定食屋で食事を済ませてから僕らは電車で篠崎まで向かった
「あそこの定食屋さん、未だに人が作って出してくれるなんて珍しいお店ですよね」
「そうだな、都内でももう何軒かしかないからな、やっぱ人間が作った手作りはたまらん」
普通はどの飲食店も店員は居らず全てAIが稼働しており料理もあらかじめ出来た物が出てくる
美味しくない訳ではないがやはり手作りには勝てない
14時半頃篠崎に着いた
周る家は駅の周辺でしかも今日は2件しか周らないらしい
「まずこの近藤さんちから行くか
お前は挨拶だけしてればOKだ」
「了解です」
近藤さんのお宅に着いた
この辺りは一軒家しか無く出で立ちも塗装以外はだいぶ似ている
五十嵐さんが早速インターホンを押す
「こんにちわー!訪問のご連絡をさせて頂いてました基準監督署の者です!」
中から返事は無い
もう一度五十嵐さんが声をかける
が、返事は無い
「おっかしいなー、この時間にいるって言ってたんだけどなー、不在票だけ入れて次行くか
次のお宅もあるしな」
「分かりました」
そして次に向かった
今度は阿崎さんというお宅だ
五十嵐さんが先程同様インターホンに声をかける
中からは女性の声がした
「ただ今あけますねー」
すぐに扉が開いた
「こんな所まで御足労ありがとうございます」
「いえいえ、改めてまして私地域基準監督係の五十嵐と申します、こちらは木戸と言います」
五十嵐さんに倣い挨拶をする
「どうも、木戸です」
「早速何ですが御子息さんの事で伺ったのですがえっと、」
「みとです、阿崎観斗」
「失礼しました、観斗君のHCP指数が学校内で最低値との事なのですがこのままだと高校卒業時点でラビッシュになってしまう危険性が高いとこちらでは判断してまして、、」
(ラビッシュ(rubbish)とはHCP指数が足り無かった者、HCP試験に不合格となった者の俗称)
「存じています、ですが正直なところ私から何を言っても聞かず生憎片親なものですから
どうしていいか分からず、、」
阿崎さんの表情が曇る
「はい、ですがそうならない様こちらで定期的に訪問させて頂き観斗君に直接サポートさせて頂こうと思っています」
「それは助かります!何卒お願いします
息子を救って下さい、、」
深々と頭を下げる
「阿崎さん頭を上げて下さい、
大丈夫です、次回からはこちらの木戸が巡回しますので、こちら巡回レポートと巡回時刻表です」
五十嵐さんがそれを渡したとき阿崎さんはおかしな挙動をしていた
「すみません、私殆ど目が見えないもので、、普段は電子コンタクトである程度見えるのですが丁度修理に出していて、、」
「なるほど、それではご家庭内でも大変ですね」
「それがそうでもないんですよ、息子が殆ど家事をしてくれるので、、
それより勉強しなさいとは言ってるんですが、、」
少し笑って答えた
「あ、今息子が上に居るので挨拶だけでもさせますね」
「あーお構いなく、」
そそくさと玄関横の階段から「観斗ー!」
と息子さんを呼んでいる
少しして観斗君が降りてきて玄関口で挨拶をしてくれた
が、この時僕は不思議な感覚を覚えた
言葉に表せないがとにかくこの子は変だ
大体HCPが異常に低い子は見た感じで分かったりする
だがこの子は絶対にあり得ない
間違いなく頭のキレる子だと直感で感じた
もちろん根拠なんてない
だがそんな気しかしなかった
「初めまして、阿崎観斗です」
五十嵐さんと共に会釈をし阿崎さんのお宅を後にした
その足で篠崎と瑞江の間にある大きな工場施設に向かった
入り口で訪問内容を伝えて事務所に通して貰った
事務所までは工場内を10分程歩いた
「随分広い施設ですね」
「ああ、なんでも下水処理、ゴミ処理、おまけに発電施設まであるらしい」
少し景色に飽きたところで事務所にようやくたどり着いた
「ごめんくださーい、地域監督係の者です」
五十嵐さんが大きめに声を出すと奥の扉から工場長らしき白髪混じりの男性が出てきた
「こんにちは、江戸川工場長の竹田です」
「どうも、地域監督係の五十嵐です
こちらは木戸と言います」
「木戸です、宜しくお願いします」
「本日はラビッシュの定期観察に伺いました
何かお変わりな点はありますか?」
「変わった事は無いですかな、最近入ったのが2人死んだくらいですかね」
耳を疑った
死んだ?人が?
ラビッシュが強制労働させられているのは誰でも知っている
だがその実態は本人達と僅かな関係者しか知らない
噂で殺されたりなんてのは聞いた事があるが
まさかとは思っていた
困惑が頭の中を満たすのを余所に2人は会話を続ける
「では本庁にラビッシュの補充を申請しておきますね」
「はい、宜しく頼みます」
10分足らずの会話で僕らは工場を後にした
よくよく工場を見ていたらボロボロの服を着た人が何人か見えた
工場内もとても汚くずっといたら喉が悪くなりそうだった
2人で錦糸町の職場に戻り書類の処理をしたらもう18時を回る所だった
「さてさて、木戸君の初外回りも終わった事だし毎日恒例の酒盛りに繰り出すか!
係長もたまにはどうです?」
「俺は遠慮しとくよ
平日に呑んで帰ったらかみさんに殺される決まりがあるからな」
「そういえばそうでしたね、、
よし木戸!死ぬぞ!」
「は、はい」
半ば強引に行きつけの居酒屋へ出陣した
居酒屋に着くなり店内のど真ん中のテーブルに二人で着く
普段もよく五十嵐さんと共にこの時間から0時頃まで飲み散らかしている
初めの頃は仕事よりもこのアルハラに耐える方が大変だった、、
「やっぱり今日もお客さんいないですね、、」
「まぁこのご時世、昼間呑んでこの時間寝るのが当たり前みたいな風潮だからな
ある意味俺たちの方が静かに飲めて得かもな」
「いや五十嵐さんが静かなのあと10分くらいですよね?」
「木戸、、そんなくだらない事言う前にタブレットで生を瓶で20本頼んでくれ、、
命に関わる」
ビビりながらタブレットで注文をする
僕はあまり酒が強くないのでいつもレッドアイで耐久している
2、3分するとウィーンと自律AIが品物を届けてきた
昔から色々な店でAIが稼働しているのである意味人間よりも親近感がある
「ほいっ、とりあえずかんぱ〜い!」
「お疲れ様でーす」
「にしても木戸君ももう10年目か〜早いね〜」
ちゃんと無視する
「いやいや慣れてきたのは本当だし早く感じるのも本当だから!冷たくしないで!」
「なんか日に日に五十嵐さんのメンタル弱くなってません?」
「まぁ、アットホームな職場作りも先輩の役目だからな!」
わざとではないがキョトンとしてしまった
「オネガイ、、ボクノコトキライニナラナイデ」
「五十嵐さんって良くも悪くも良い人ですよね、、」
「褒めるならちゃんと褒めて?!なんか濁っててやだ!」
不安だった人間関係もこんな感じの人が居れば安心そうだ、と少し思った
、、少し
「ところでお前、A卒だろ?どうしてまた就職なんか考えたんだ?働かんでも死ぬまでA待遇だろ?」
(Aというのは最高基準のHCP指数の事を指す
その下にB C とランク別で一定基準以上の中での区別がある
Aランクの場合最高ランクの為一度試験に受かれば一生定期試験を免除されあらゆるサービスなども全て受ける事が出来る)
「それはそうなんですが、、生憎僕はずっと周りの人に言われるがまま生きてきたんです
勉強しろと言われればしたし悪い所は直して、、
ただそうしていく内に自分自身が何をして生きていけば良いか分からなくなってしまって、、
それで敢えて働くという選択をしました
僕は学問の知識しかないのでそれ以外の事をしたいな、と、、」
「なるほどな、、でもそれなら全国旅して回ったり音楽やってみたりとか聞見の広め方はあるだろ」
少し戸惑う、、自分だけが思う考えを否定されるのが怖い
でも人には通じる物がある筈だ
こんな世の中でも
「五十嵐さんは今の日本の人って個性が薄い様な感覚を覚えた事ってありますか?」
「?」一瞬不思議そうな顔をした
「薄い、、か、あまり深く考えた事は無いが確かに言われてみれば薄いのかもな
というか社会が狭い、って感覚の方が近いかもしれん」
「社会が狭い、ですか?」
「あぁ、正直試験さえ受かってれば困る事は何も無いし自由に生きて適当に死んで、、
それが良いかどうかは別として何となくだが
俺も含めて今の人は皆んな生きているというより[死ぬまでの時間を過ごしている]って思う事はあるかな
まぁだから何だって感じだがな」
少し表情が緩みビールを飲み干す
「確かにそうですね
僕はその不思議な感覚がどうにも引っかかるというか、、昔はどうだったんだろうとか調べたりするんですけど殆ど情報は出てこないし、、」
「まぁ別に今が気に入らない訳じゃ無いんだろ?だったら納得いくまで色々やってみるのが一番だろ
生きるってのはそうゆうもんじゃないか?」
2本目のビールを飲み干す
でも少し安心した
少なからず共感を得られたのは僕の小さい人生の中では大きな進歩だった
「ま、そりゃつまんないなって思う事はあるよな、俺も旧時代にあったテレビゲームで好きな奴があってさ
今ではネットの海からも消え去って萎えてるんだよなー」
「へぇ〜、どんなゲームやってたんですか?」
「ん?アーマードコアって言うロボゲー
今じゃ誰も知らない旧時代の遺物さ」
体に衝撃が走った
思考が止まる
汗が滲み出る
顔が強張る
「ど、どうした木戸?」
「、、、そして世に平穏のあらん事を」
五十嵐さんのビールを飲む手が止まる
「な、、?!き、貴様ぁぁ!!!」
「ここがわたしの魂の場所よ、、」
無言で握手を交わしハグをする
言葉は要らなかった
それからどのくらい時間が経っただろうか
僕らは家族よりも深い絆を深めていた
「ギャハハハハ!木戸!最高だ!
絶対に監督係やめるんじゃねぇーぞ!?
俺が許さねぇぇ!!」
「こっちの台詞ですよ!!!」
僕は勉強以外にやる事と言えば旧時代、、
HCP法が施行される2013年より前の事を調べるのが趣味だった
今となっては旧時代の事を調べるのはタブーとされていて殆ど情報も残っていないが辛うじて娯楽文化や生活に関する風俗文化は少しだけ調べる事が出来た
アーマードコアというゲームはその過程でたまたま見つけた、僕の価値観を一変させるような言わば、「神ゲー」だった
一作のみプレイする事も出来てそれから僕は一段と旧時代に興味を持つようになった
「いやぁ、職場にAC乗りがいるなら仕事にも精が出そうです!これならラビッシュの子供達を救うのもわけないですね!」
五十嵐さんが再びピタリと固まる
今度は少し真面目そうな顔で僕の顔を見つめる
困りげな雰囲気で口を開いた
「そういえばお前にうちの本来の仕事を伝えてなかったな」
「本来の仕事?外回りとは別にですか?」
「というかお前がずっとやってたのはあくまでおまけみたいな業務だ、本当は最初に伝えるべきなんだがなにせ新人に伝えると速攻辞められたりしてな、少しを様子を見てたんだ」
「ど、どんな内容なんですか?」
「うちはな、ラビッシュの遺体処理だったり配属先だったりの、まぁラビッシュ関連の[何でも屋]みたいなもんだ」
意味が分からなかった
「すみません、少し待って下さい、、」
「いやまぁ無理もない、これは公には出来ん話だし精神にも来るし、ぶっちゃけお前、ハズレくじなんだ」
言葉が出てこない
「、、本当にラビッシュが、人が死んでるんですか?」
「あぁ、それも凄い勢いで、だがそのおかげでこの国は回ってる」
頭が追いつかない
どう答えて良いかもわからない
「惨い話だが、事実だ
とりあえず今日はもう帰ろうぜ
出来れば仕事は辞めて欲しく無いが、まぁ2、3日休んで考えてくれ、強制するつもりは毛頭ない」
気を遣って貰っているのは分かってる
でもこの時僕は何も考えられなかった
「、、、分かりました」
それから1時間もしない程で家に着いた
再び考えてみる
人が死ぬとはどういう事だ?
法律では如何なる理由でも人を死なせてはならない筈、、
すぐさま携帯で検索をかける
HCP関連法、、
そこには今のこの国の根幹となっているHCPについて事細かく記されていた
大まかな内容は知っているが細かい部分については調べた事もない
するとある一文に理解出来ない内容があった
HCP試験に合格していない場合戸籍を
含めた個人的財産の全ての凍結及び破棄
しなければならない
この国では試験に合格しなくては戸籍を得られない
それは人権が与えられないと同義、、
つまり試験に受からなければ人では無い
死んでも構わないと?
今どれほどの数のラビッシュがいるか分からない
ただ僕達試験に受かった者達の為に人の扱いを受けずこの国で労働させられている
「、、、、何だよそれ」
勿論この現状は理解出来ない
ただそれよりも僕はこの非人道的で凄惨な事実に気付くまで22年もかかった事に落胆していた
勉強だけが取り柄のこの国で周りの言う通りに勉強しては結果を出し周りに褒められ、
自分は特別で天才で分からない事を減らしながら生きていく、そんな風に思っていた
でも全然違う
僕は賢くなんかなくて、この社会はおかしくて、みんなは惑わされている
「人の命って重いんじゃ無いのかよ
道徳を重んじて、周りの為に自分を高めて
それで良い国になるんじゃなかったのかよ」
今思えば全く理解出来ないこの国の教訓を口に出す
自分の浅はかさを思い知る
そうだ、人間は僕が思うより遥かに複雑な生き物だ
人も社会も何も理解していなかった
理解しようとして就職したつもりだったが
全くの無意味だった
「いや、この国の腐ってる部分を教えてくれたから、無意味ではないか、」
頭が落ち着いてきて感情が怒りから呆れに変わった
でもこの事実を知った所で何も変わらない
僕に出来る事は何も無い
それよりも、
「五十嵐さんや強羅さんはこの事を知りながら働いているのか、、」
分からない
全く持って分からない
このシステムに対しての疑問が溢れて止まない
今を生きている人全てが分からない
どうしてこんな恐ろしい社会になったのかも分からない
2013年より前はこんな国では無かったのか?
今までの自分の驕りや自信が剥がれていく
何でも知っている、何でも分かる、何でも出来る
そう信じて生きてきた自分をどうにかしてやりたい
どうやら僕は何も知らなかったらしい
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