植民地支配されていた国にとっての日本
今回の話題は「植民地支配されていた国にとっての日本」についてです。
正確に言うと「第二次世界大戦前に欧米により植民地支配されていたアジア諸国にとって、日本がその国に入っていったことに対してどう思われているか」についてです。
長ったらしいタイトルになりそうだったので省略しました。
最初に言っておきますが、今回の話題についても私は詳しいことは全く知りません。というか、情報が多すぎて私の頭には入りきれません。優秀な頭を持った人の論説が聞きたいのならば、相応しいところに移動をお願いします。
さて、詳しいことは何も知らない私が何故今回これを記そうかと思ったかと言うと、未だに議論されている「第二次世界大戦での日本の目的はアジアの解放だったのか、侵略だったのか」というのにいい加減うんざりしているからです。
アジア諸国には
「第二次世界大戦が終わった後数年でアジアの植民地支配は終わりを告げたんだぞ」
「第二次世界大戦が終わった後も日本軍は残って一緒に欧米を追い出す為に戦ってくれたんだぞ」
という解放派と
「何百年の欧米支配より数年の日本の支配の方がキツかったんだぞ」
「日本の支配中にどれだけの人間が死んだと思っているんだ。俺の祖父/祖母も日本軍に殺されたんだぞ」
という侵略派が居ます。
ついでに
「最初は解放だったかもしれないけど、途中で支配に変わったんだ」
という日和見な意見もあります。
まずは解放派に一言。
「ありがとう。そう言って貰えて果敢に戦った兵士達も救われることでしょう」
はい。別に私は解放派を肯定しているわけではありません。
だって私自身は第二次世界大戦の大義は確かに植民地支配からアジアを解放するだったけれど、本音は日本の為だと思っているから。
でも、それでも現場で戦って、そして亡くなった方に敬意を表してくれることに関しては感謝します。というだけです。
ぶっちゃけ、日本も含めたアジア諸国は全員欧米の傲慢で偏見に満ちた差別に振り回されただけだと思っているので。第二次世界大戦で日本が良い悪いと議論するのはそもそもを勘違いしていると思っているのです。
だから解放派に関してはこのくらいです。
ええ、物申したいのは侵略派に対してです。
当然です。だって「人を殺した」「資源を奪っていった」「欧米より厳しい植民地支配だった」という侵略派は平和ボケしすぎでしょう。
だからもしそんな人が目の前に現れたら、私は多分こう言ってしまいます。
「つまり、お前は『植民地支配している侵略者は自力で追い返せないから日本に頼るけど、戦場となる我が国で自国民を絶対殺すな。殺させるな。日本軍人だけ我が国の為に死ね。こっちに一切刃を届かせるな。資源も日本が出せ。我が国のものを使うな。当然食糧もだ。報酬は一切渡さん。戦後は速やかに我が国に自治権を渡せ。日本が利益を得ることは絶対に許さん。ただ日本は我が国の為に命を持って働けば良い』とそう言いたいわけだな」
と。
ええ、勿論戦争に巻き込まれたわけではなく、見せしめとして日本軍が処刑した人が居ることは知っていますよ。でもそれも同じことですよね。利益だけは貰う。不利益は全部日本が被れ。例え欧米だけでなくその国の国民が迷惑を掛けても。そう言っているに等しいんですから。
いや、そう言っていることにも気付かないくらい、日本が悪いと欧米諸国もしくは中国に刷り込まされているのかもしれません。
実際、今どのくらいアジア諸国が欧米諸国もしくは中国の手に落ちているかは分かりません。日本だって落ちている部分はありますからね。いつまで先人達が培ってきたイメージを保ち続けられるか。正直自信はありません。でも、日本が落ちれば、恐らくですが同じだけ海外も落ちることでしょう。それが良いか悪いかは分かりませんが、相対的に日本はマシと言われ続ける可能性もなくはないです。
ただ一つ分かっているのは、日本が第二次世界大戦で敗北して植え付けられた負のイメージは完全に払拭されることはないだろうということです。欧米諸国では前よりは良くなっています。反してアジア諸国では悪化しているように見えるのです。
「未だに日本が解放したとか思っているやつは洗脳されているだけ」
という恐らく工作であろうコメントも、そのうち本気でそう言う人達が一定数現れるでしょう。
欧米諸国の宣教と言う名の侵略から始まった時代の流れは第二次世界大戦で一度終わりを見せたかのように見えるかもしれません。しかし、植民地という目に見えるものがなくなっただけでその実、武力から経済に戦う場が変わっただけなのです。
分かりやすいアフリカだけではありません。アジア諸国はまだまだ弱く、欧米はそこにつけ込んで来ました。しかしながら、欧米は自ら滅びようとしています。張りぼてが崩れようとしているのです。
そこに色んな人種を飲み込んで本来なら成り立たないはずの国を成り立たせている中国という昔から張りぼてだったが故に張りぼてとしてのノウハウを持っている中国が台頭してきています。
欧米諸国もそこに気付いて中国のようにEUという張りぼて国家を作ろうとしたのでしょう。でも真似できるものではなかった。それに気付いた泥船に乗りたくないイギリスという超侵略国家はそこから足抜けしてどうにか立て直そうとしています。これが吉と出るか凶と出るかは分かりません。
ただ分かっているのは、中国は張りぼてだけど脅威でないわけがないということ。勿論、武力での戦争はそう心配することはないと思います。核さえ落とされなければ。でも、私は本当に今話題のコロナはうっかり流出したものか疑問に思っています。中国も自分達は武力が弱いことに気付いて、もしかしたら方向性を変えて来たのかもしれません。そう疑うくらいの緊張感を日本は持つべきでしょう。
第二次世界大戦の日本を貶しめるのも、倫理的なイメージが悪い中国のイメージを上げられなくとも、日本を同じレベルに落とすことが出来るという戦略かもしれないのですから。
そんな搦手を使って来ている可能性があることを忘れたくないものです。
………………おかしいですね。
第二次世界大戦の日本がぼろ糞言われるのが気にくわないというだけの話だったはずが中国脅威論に変わっていました。私はただ侵略派への愚痴を記したかっただけなのに。
以上、印象論で話す「植民地支配されていた国にとっての日本」でした。
※個人の意見な上に、正しい情報でないかもしれないから、あまり真に受けないで下さい。
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