第2話 彼の本性
日曜日、お兄ちゃんは彼女 = 結婚相手を連れて来た。
美人な人で両親とも意気投合していた。
それから数カ月結婚式を挙げる二人。
「結婚式か…いいなぁ~」
「女の子の最大イベントだもんね」
「そうなんだよねー」
結局、弟とは会う事がなく
挙式場で初顔合わせとなった。
しかしまさかのお兄ちゃんの彼女の弟が、
同級生のクラスメイトである
邑木 留唯君だったなんて ―――
そして、私達は親と同居という事となり、
邑木君との邑木家と同居生活となる。
お兄ちゃんと結婚相手の
邑木 沙津樹(さつき)さん。26歳。
は今日から、天月 沙津樹として家庭を築くのだった。
ある日の事 ―――
「智華」
「あっ!留唯」
「今日家族水入らずで外食だって?」
「そうみたいだね」
私達は今日の夜の話をしながら帰る。
そして、その日の夜は私達の食事会をした。
大人はほろ酔い気分で帰宅。
家に帰り6人は家で飲みなおしていた。
「沙津樹さん休んでて良いよ。私するし」
「でも…」
「私は、お酒のんでいないので」
「沙津樹さん、うちの娘に任せて良いわよ」
と、私の母親。
「そうそう。智華も一応、女の子だからな」
と、兄。
「一応は余計だし」
「そうか?」
「そうだし」
私は片付けをするのだった。
一方。
「さあーて、いつまで続くんだか…」
私だけが知らない彼の本性。
邑木 留唯は謎に包まれていた。
ある日の夕方。
「ただいまー」
「あら?おかえり、留唯。一人?」と、俺の姉貴
「ああ、そうだけど。智華ならクラスの奴等と出かけてたけど?」
「そう」
「そのうち帰って来るだろう?」
「まあ、それもそうね」
一方。
「彼女達、送って行こうか?」
「結構です!間に合っているんで」
「またまた~。嘘がお上手」
「本当だってば!」
私達は、寄り道した店から帰ろうとした、その時、男の人達に声をかけられた。
私達は、足早に帰るのだった。
「ただいまー」
「あっ!おかえりー。みんな心配してたよ」
と、留唯が出迎えた。
「そっか……分かった。一言謝っておく」
「うん」
♪~
『ただいま、RUI 今、何してる?』
♪~
『内緒♪』
♪~
『ええっ!今日、友達とカラオケに行った帰りにナンパされちゃったよ』
『もう、本当しつこくて参っちゃったよ』
♪~
『ナンパされるなら可愛い系とか、そんな感じかな?』
♪~
『違うよ。違う。例え顔が ⚪ でも性格は × だし』
『逆のパターンもあるわけだし』
♪~
『だけど、ナンパされる位だから、トモカはイケてんだね』
♪~
『それはどうかな?だってナンパって暇人に過ぎないし体目的だったりするから正直私は好きじゃない』
♪~
『そうか』
♪~
『そうだよ』
私達はメールのやり取りをしていた。
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