おまけのコーナー
おまけ 1
というわけで、エンディングまで(たぶん)すべて終わりましたので、ここから先はおまけの時間です。司会は作者である私、南木と……
「ステラエルです♪ おまけのアシスタントをしちゃいます! いぇいっ♪」
今回のシェアワールド企画、1か月と延長約1週間という期間、長かったようで短かったような…………ですが、ギリギリで完走できました! その分ほかの小説の更新を犠牲にしてしまいましたが、まあ、この後挽回していけばいいでしょう。
「作者様、この小説でほかの小説のこと話しちゃ、めっ……ですよ♪」
おっと申し訳ない。
さて、今回のシェアワールド企画は、例によって負け犬アベンジャー様に主催していただき、私は相変らずお客様気分で参加させていただきましたが、今回はルールが非常に特殊で、上手くできるか不安でしたが、即興で話の流れを作るいい練習になったかなと思います。
「まさか自分の持ちキャラと対戦相手、それに対戦内容まで全部さいころのランダム性で決めるなんて、本当に思い切ったことをしましたね♪ 下手したら勝負にならない組み合わせも出てきちゃうんじゃないでしょうかね?」
実際そんな組み合わせは、ちらほらありました。
それでも、いかに話を面白く組み立てられるかは、作者様の力量次第だと思います。今回の参加者様……主催の負け犬アベンジャー様をはじめ、東美桜 様、eleven_nine様、暗黒星雲様、ビト様、ソルト様……いつもお世話になっている方も、はじめて顔合わせする方も、皆さん自分の文章の色がよく出ていて、まるでお祭りのような楽しさでした!
参加人数が作者自身を除いて丁度6名だったので、最低一人一回と考えるととてもキリがいい数字だったと思います。
「でも、本当はもっと戦わせたかったのでしょう?」
そうなんですよ。初めの頃は結構気楽に考えていましたので、1戦あたり5000文字前後であっさり終わらせられれば、2週くらいはできそう。そう思っていた時期が、私にはありました…………ほかの作者様たちは、見事に均等な配分で書いているのに、私だけ後ろになるにつれてどんどん文章量が多くなっていきますね。いつもの悪い癖です。
「作者様ごとの色と言えば、今回は色々なパロディーを仕込みましたけど、その中でも特に『メーデー!:航空機事故の真実と真相』がもとになったものがすっごく多いですね」
海外のドキュメンタリー番組ですが、去年あたりからよく日本語吹き替えを見てたんですよね。今では私もすっかり「メーデー民」で、一部クラスタにしかわからない単語やネタを連発したりして。
まあ、こういったパロディは、別にわからなくても楽しめるよう、さりげなく忍ばせるのがいいんですよね。
「皆さん気付いていましたか? 実は私の名前……『ステラエル』も、航空機の用語『ステライル・コックピット・ルール』から名付けられたんです♪ 流星の方のステラみたいでかわいいでしょ♪」
ステライル・コックピットは直訳すると「無菌の操縦室」で、パイロットは集中して作業する時間……主に離陸や着陸の時には、無駄話をしてはいけないというルールなのです。
エピローグでデストリエルちゃんがステラエルを「ムキンちゃん」と呼んでいたのも、どっちかと言えばこれが語源だったりします。
「と、言いつつ、SSSの皆さんには殆どメーデーネタが使われてないのは謎ですけどね」
その代わり各話のタイトルは思いっきりメーデーネタなので…………
・六花特殊作戦群(SSS)について
「今まで負け犬アベンジャー様の企画に何度か参加しましたが、大体は各作者様が主人公となるキャラクターを一人から数人、そして敵になるキャラクターをそれなりにたくさん持ち込んで、お互いに倒して倒されたりしていましたよね。ですけど今回は、登録した6人が自キャラになると同時に敵キャラにもなるわけです」
このあたりの調整は、実はあまり深く考えていませんでした。
ちょうど、小説のネタプロットで「魔物を全滅させてしまった世界のヒーローたちの存在意義とは?」と考えている時に、この企画が降ってきたものですから、根幹設定としてはありかなと思い、もちこんでみました。
結果的には、成功と言えば成功、失敗と言えば失敗とも言えますね。
「よかったところは?」
今回のキャラクターたちは「欠点」を軸にキャラを作ったので、今までの自主企画参加キャラの中でダントツで個性があって動かしやすかったですね。
それに何より、短期間でとても愛着がわきました!
おそらくもっとキャラ設定を練れば、連載化しても十分通用する内容になると確信できたのはよかったですね。
「で、失敗したのは?」
愛着がわいてしまったことですね。
敵として出すことを失念していたわけではないのですが、どうしても「うちの子に負けてほしくない」という気持ちが強くなってしまうのは、ランダム性の高い今回の企画では、いい面も悪い面もありました。
まあ「競技で死んでもきちんと生き返る」と言う設定があったので、自キャラが死んでもそこまで困ることはないのですが、どうしても「忖度」が出てしまうのが難点でしょうか。
「確かに……作者は昔から、変なところで平等主義でしたからね。食べ物は全員できっちり等分しないと気が済まなかったり、食べた後も単なる割り勘じゃなくて、誰が何頼んだかできっちり負担を平等にしようとしたりですとか。だから、勝ち負けが偏ってると、やっぱり気になっちゃうらしいんですよね」
いっそのこと、6人全員悪役軍団で構成していれば、忖度とか全く考えずに気前よく勝ち点を献上できたかもしれませんね。例えばこんなラインナップにしてみるとか…………
1 中 :ガーデンライラック
2 二 :リルヤ
3 遊 :オリヴィエ
4 左 :姫木 眞白
5 一 :御勅使 茜
6 三 :御勅使 葵
「勝たせる気ありますか?」
何とかなるでしょ(適当)
とはいえ、最初から最後まできちんと一本のお話になったのはかなり大きいので、やっぱり六花特殊作戦群にして正解だったなと思います。
では、次の章ではそんな彼女たちのことについて、詳細に分析してみましょう。
「今回の戦いの質問や感想、あとは「ここはもっとこうした方がよかった」という意見がありましたら、何でも言ってください♪ せっかくのおまけなので、どんどん反映しちゃいますよ! あ、そうだ、サブアシスタントにゲストを募集するのはどうでしょうか?」
それは構いませんけど、果たして応募してくれる方はいるのかどうか…?
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