No.2:千間 来朝

「めんどくさいから、殴り合いはなしにしましょう?」


【キャラクター名】千間 来朝せんげん らいさ

【性別】女性

【年齢】15

【性格】常識人で苦労人

 どこか人と距離を置きたがる癖があるものの、仲良くなれば以外に人懐っこく、話せば話すほどかわいく見えてくるという不思議な子。周りにはっちゃけた人が多いため、振り回されないよう心掛けているせいか、自我がとても強い。

 ただし、自分に対する敵意には非常に敏感で、過剰なまでの反撃を試みてくる。


【武器】アタノール

 錬金小手とも呼ばれる、手のひらの部分に小型炉が付いている手甲。

 小型炉の中で物質を反応させることができ、目標に向かって手をかざせば、まるでてのひらから魔法が放たれたかのように化学反応を発射できる。


【特殊能力】

毒人間:彼女の体内では、この世界に存在するありとあらゆる毒薬や化学物質が生成できる。強力な毒を放つことは勿論、外からの毒も一切効かず、放射能すら無効化する。

 毒の種類も様々で、単純に相手の息の根を止める猛毒から、物体を溶かす溶解液、意識すら操る中毒性の強い麻薬、はたまた万病を直す薬も作ることができる。

 これらをアタノールで反応させることで、毒噴射による遠距離攻撃から、接近戦を挑まれた時の毒霧まで、変幻自在の攻撃を繰り出す。

想像力の欠如:無色無臭の吐息。この吐息に触れた生物に、任意の効果の毒に対する耐性を大幅に下げる。

毒蜂の鏢:想像力の欠如をあらかじめ表面に吹き付けてある棒手裏剣を相手に投げつける。刺されば上記の効果が離れた相手に通じるが、当然弾かれれば無意味。

威嚇毒:実力がよくわからない相手には、とりあえずその辺の床に唾をぺっぺする。唾が飛んだところは濃硫酸でジュワーっと溶けるので、その反応で実力を測る。


【容姿】

 やや赤みがかった茶髪のショートヘアで、見た目は平凡だが、嫌われにくい顔立ちをしている。身長も女子高校生の平均程度。初見では完全に一般人にしか見えない。

 普段は唯祈いのりと同じく制服である紺色のブレザーを着ているが、戦闘時には比較的露出が高めのノースリーブの服を着ている。完全に田舎に遊びに来たJKの格好であるが、これは毒を効率よく扱うためだと本人は語っている。

 両手に装着しているアタノールが、巨大ロボットの手にしか見えないのも却って目立つ。


 学園都市「月臣学院」に通う高校一年生で、唯祈いのりのクラスメイト。彼女とは中等部からの親友である。

 実は、平凡な見た目からは想像できない悲痛な過去の持ち主。

 一般家庭に生まれ育った来朝らいさは、生まれつき重度の小麦アレルギーを抱えており、粉が少しでも付着しただけで命の危険があるほどだった。小学3年生の頃、クラスメイト達のいたずらで小麦入りの給食を無理やり口に入れさせられ、危うく命を落としかけるも、奇跡的に回復。だが、それと同時に毒物の精製能力が発現してしまい、学校に復帰した直後の給食で、自分を死の手前まで追いやったクラスメイト達に複数のアレルギーを発症させ、重傷者を多数出す大事件を引き起こした。

 この時点で来朝らいさは、半分「魔の物」になりかけていたが、退魔士協会に保護されたことで落ち着きを取り戻し、自分を助けてくれた人々に感謝の気持ちを示すため、退魔士となることに同意した。


 そんな彼女は、退魔士の間でも扱いに困る存在になっているが、親友の唯祈いのりが全力で庇ってくれているため、比較的平穏な生活をしている。


【セリフ候補】

「言っておくけど、おさわり厳禁だから。冗談じゃなくて、骨まで毒に漬かるから」

「効率よくやっていこう。 倒すべき敵は沢山居る。手際が悪いと、とても終わらないからね」

「運命なんて、死者の言い訳よ」


【キャラ評価】

戦闘:★

知略:★★★

悪巧:★★

機転:★★


 SSSきっての知恵者。判断力に左右されるデスゲームなどでは、無類の強さを発揮する。勝利のためにはあらゆる手段を講じるタイプだが、戦闘ではやや受け身になりがちで、相手に主導権を握られやすい。殴り合いは苦手。

 意外と使いどころが難しい子だと思う。



【オーバードライブ】

「この姿を……みたな。生かしては返さない」


毒花血月:

 体から猛毒がとめどなくあふれ出し、女の子の姿から一変、まるで重油でできた泥人形のようなおぞましい姿になる。ところどころから、触れたら即死の毒物がぼとぼと滴り落ち、顔だった部分にわずかながら口が開いている。

 彼女が存在するだけで、彼女を中心に猛毒の沼が広がっていき、ある程度広がるとそこからさらに毒人間の分身体が生成され、広がるスピードが増していく。


オーバードライブ時のデメリット:

 戦闘の記憶を失う。


【100万円貰えたら何に使う?】

「両親に親孝行がしたいかな。世界一周旅行に連れて行ってあげたい」

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