「あっちへ行って。私、ひとりでいたいのよ」

 空鳴き姫と呼ばれる神からの祝福と呪いを同時に持って生まれた姫と、白い姿と紅い瞳になってしまうけれどなんにでも姿を変えられる人外のお話です。
 決して幸せとは言いにくい境遇の姫と白い烏の姿をとった主人公が出会い、彼女の祝福と呪いに呑まれそうな運命へ携わっていく……という物語なのですが、人外が気高くて少し傲慢で美しくて最高でした。
 彼女へ興味本位に近付き、段々と心を引かれていく様子がすごく素敵でした。

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