五章 魔王様は他国に招待される!?
魔法はイメージと想像力だ!
勇者様と瑠璃くんがここに来て一週間がたったある日の事だ。
もちろん、その日もオレは愛しき魔王様の世話をしていた。
前と変わったのは勇者様と瑠璃くんが近くに居る事くらいだろう。
そして、その勇者様と瑠璃くんを見てオレは唐突に思った。
(そういえば、勇者様と瑠璃くんのステータス見てねぇな)
「なぁ、瑠璃くん」
「ん?何かな?」
「瑠璃くんと勇者様のステータス見て良い?」
「ステータスってゲームのアレだよね?見るのは構わないけど、どうやって見るんだい?」
「あ!そういえば、瑠璃くんは魔法の使い方知らないよな?」
「うん、この世話の人が魔法を使えるのは知ってるけど、、、僕も使えるの?」
「魔力があれば使えるからちょっと瑠璃くんのステータス見せてもらうな?」
「うん、どうぞ?」
名前・白夜 瑠璃 (ルリ)
種族・異世界人
レベル・5
職業・勇者の保護者
称号・お兄さん、全なる治癒者
生命・100
魔力・1,000 (??)
力・30
魔力の所でまたバグってるが瑠璃くんにも魔力がある事が分かった。
(オレのステータスを見る技能は異世界人にはバグるのか?というか、称号の全なる治癒者ってのは何か分かんねぇけど、、、お兄さんって、瑠璃くんは女の人なのに、、いや、性格とか雰囲気はお兄さんみたいだから分かるけど!それと、生命と力が普通の人より低いのはアルビノだからか?)
「瑠璃くんにも魔力あるみたいだからオレが習った方法を教えるな?」
「うん、よろしく」
そして、オレは魔法を使うにはイメージと想像力が一番大事だと言いながら魔法の使い方を瑠璃くんに教えた。
「そうなんだ。なら、僕も勇者のステータスを見るから連夜もやってみて?僕がちゃんと出来てるか確かめたいからさ」
「おう、分かった」
名前・不明
種族・天族と人間のハーフ (勇者)
レベル・1
職業・勇者
称号・勇者
生命・90
魔力・1,000,000
力・8
勇者様のステータスは魔王様とほとんど一緒だった。
(生命や力が弱いのは女の子だからか?)
「~、こんな感じだったけど、あってるかな?」
「あってる!瑠璃くんもちゃんと魔法を使えてるよ!」
「それと、自分のステータスも見たけど、魔力の所の (??)ってなんだろう?」
「あ、瑠璃くんもそうなるんだ。オレも同じように見えた。それと、オレのステータスも??がある」
「ん?どれどれ、、、あ、本当だ。けど、連夜の称号の癒しの者ってなんだろう?」
「それなら瑠璃くんの称号の全なる治癒者ってのも分からない、」
「レーヤ」
「!?え?あ、はい、何ですか?サージさん」
いつの間にか近くにいたサージさんに突然呼びかけられ驚いた。
サージさんも珍しく驚いた顔をしながらオレに聞いてきた。
「そのステータス?というのは能力などを見る物だな?」
「はい、そうです。名前とか種族とか称号とかも見れますが」
「ルリの称号に全なる治癒者と記されているのは本当か?」
「はい、どういう意味の称号かは分からないんですけど、確かに瑠璃くんの称号には全なる治癒者って書かれてます」
「そうか、、、」
「サージさん?どうかしましたか?」
「いや、何でもない。俺は少し用事が出来たから少しここを離れる」
「そうですか。行ってらっしゃい」
「ああ、行ってくる」
サージさんは何かに驚いていたようだが、用事があるらしく部屋から出て行った。
(何だろう?なんか知ってるような感じだったんだが?まぁ、必要になれば教えてくれるだろ)
ちなみに、普通の人のステータスがコレだ!
(連夜は普通の人と思っているが、魔族のそれも魔王様の所で働けるメイドさんのステータスなので普通より強い)
名前・色々
種族・魔族
レベル・100
職業・メイド
称号・魔王の城のメイド
生命・2,500
魔力・3,500
力・500
ちなみに、本当のこの世界での普通の人 (女)
名前・色々
種族・人間
レベル・30
職業・母親
称号・~の母親、~の妻
生命・1,000
魔力・500
力・200
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます