第四話

「誰?」


「飲み友達」


「今までも連れて来てた?」


「我が家で飲むのは初めてかな」


「俺の居ない時に……」


「今日はね」


「わざと?」


「偶然だよ、何故疑うの、きみだって友人宅で家飲みするし外泊だってするでしょう?」


じわりと、確実に距離を取る。

自らをも崖っぷちに追い込んで。

そうでもしなければこの想いを断ち切れそうにない。

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