第2回
そわそわ、うろうろ。
間もなく合否発表。
合格率はやや低め。
もう勉強したくないので今回で受かりたい。
こんなに挙動不審なのにあなたはソファに寝そべりタブレット閲覧中。
声を掛けるとか、手を握るとか、寄り添うとか、何かアクションくれよ、この人でなし!
時間だ。
閲覧ページを開き番号を確認する。
1度見、2度見、3度見。
あなたに向き直ると既に天使の微笑み。
「頑張った甲斐があったね、おめでとう」
「知らん顔すんなよ、寂しいじゃん!」
「甘やかされるのは嫌かなと」
ううぅ。
「では、予定通りきみご希望のディナーを予約、と」
先回りが万全、十二分に甘やかされてる。
いつもあなたが助けてくれるお陰です。
ありがとう。
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