見てる側

「んんんまい。おいしい」


 彼女が、カレー食べてる。満足していただけたようで、私も嬉しいです。


 でもね。本当は。


「んひい水」


 からそうにしているあなたがかわいいので、いつもちょっとだけ辛くしちゃうんです。ごめんね。


「はいどうぞ。水です」


 私も食べようかな。


「んまい」


 このちょっとだけ辛いのがたまらないよね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ちょっと辛めのカレー 春嵐 @aiot3110

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る