第13話
「やはり、枯れるのを待つしかないのかな?」
「三島さん達は木を枯らさないために、何か手を打つはずです」
「そこまでするかな?」
「頭山さん。あのさくらんぽ、三島さんが個人的に買ってきたお土産だったと思っていますか?」
「違うんですか?」
「社内のあちこちで、同じものが配られていました。ただし、受け取ったのはごく一部です。その人たちに共通点があります」
「共通点?」
「太っている人です」
「ええ?」
「つまり、お土産に見せかけて、社員を人体実験に使っていたのです」
「なんだって?」
「三島さん達は、この種を手に入れて恐ろしい目的に使うつもりなのです」
「恐ろしい目的?」(戦争にでも使うのだろうか?)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます