しゃーないから天才バカになる方法を教えてあげる
鈴宮 雨音
第1話
純文学や哲学、あるいは六法全書。
これがなきゃ生きていけないという人〜〜。
はい〜!正直に手を挙げてください!!!!!
……はい! いませんね〜。笑笑
ーーそれでもいいです。
これをみて、書いている方法を«実践»してもらうと、
上記のものがなくては、生きていけない体になります!!
ではでは、そこら辺の自己啓発書より10000倍役に立つ私の屋台(論考)。
よってらっしゃい、みてらっしゃい!
きっと、あなたを幸せにする味があなたを襲う!!
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目次:物語を作ろう
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いきなりですが、ここに私の詩『ユーアーワニ』の一部を記します。
“常識というワニはどこからともなく姿をあらわし、無惨に人々を食い散らかす”
常識という、1つの価値観は本当に曖昧なものなので、私はここでは«ワニ»と捉えてみました。
そうすると、勝手に物語が作れます。
こういったように、ものごとをありとあらゆる観点で見積もっていくと、必ず何かが顔を剥き出しにします。
よく考えてみてください。
学校の先生で、教え方の上手い先生はどのような話し方をしますか?
喋りの上手い友人はどのような喋り方をしますか?
文豪はどのような表現をしますか?
純粋数学をどのように理解しますか?
物理をどのように理解しますか?
あの人のプレゼンはなぜ上手いのですか?
なぜあの人は、1秒に1000万ものアイデアが浮かぶのですか?
なぜあの人はモテるのでしょうか?
なぜあの人はあなたが、気付かないことをいとも簡単に述べてしまうのでしょうか?
なぜあの人はいろんな物事にすぐ感謝することができるのでしょうか?
なぜあの人は自分自身の怒りを抑制・操作可能なのでしょうか?
なぜあの人は楽しくもない事を楽しみながらやれるのでしょうか?(勉強や仕事、空気を読むなど)
なぜあの人は全然本を読んでないくせにあなたよりも賢いのでしょうか?
ーー明白すぎます。
物語を作っているのです。
本当にそれだけです。
ショーペンハウエルは、そのことに関してこう云っています。
「学者、物知りとは書物を読破した人のことだ。だが、思想家、天才、世界に光をもたらし、人類の進歩をうながす人とは、世界という書物を直接読破した人のことだ。」
また、ポープは『愚人列伝』第3章、194でこう記しています。
「頭の中は 本の山
永遠に読み続ける 悟ることなく」
それをゲーテはこう純化します。
「父祖の遺したものを完全に自分のものにするためには自ら獲得なさい」
木内 昇は、『分からないからおもしろい』で青年の「僕は普段小説を全く読まないので、この本を読んだけど難しかったです。もっと簡単で分かりやすい内容にして下さい」という意見に対して、
「えー、江戸の奇術に «胡蝶の舞»というものがございます。切り紙でこさえた蝶が扇子に煽られ飛んでいる、そこにお客が想像でもって物語を見出し、ふっと涙することもあったってんですから、これぞ見巧者と申しましょうか」
鈴宮 雨音はそのことを『ユーアーワニ』や、『わかりやすく!じゃなきゃ世界から出てけ!』で痛烈に批判しています。
✳︎
分かりやすさを求め、自ら物語を作れない人たちへ。
本当に美味しい、一生の記憶に残る料理とは、わかりやすいものなのでしょうか?
私たちは、そのことを再度問い直さなければならないのかもしれません。
「あなたの物語と私の物語が交わる時、«世界語り»は完成する」
鈴宮雨音ならそう言います。
それを分かりやすく、(だいたいにおいてわかりやすくすると本質性はかなり失われるが、まあ良い)「俺が物語作るからさ、ほら、君も作ってよ。俺と君の物語が交わればさ、2人だけの世界が出来上がってるだろ?
いや、もう1人だね。なぜって?
交われば、«俺»、«私»なんてどっか飛んでくからさ。
さあ、これで世界は創られたよ(語られた)。」
✳︎
これが好評になれば、物語の作り方について、1000000000000000000000万個?……いや、無限に語っていきましょう。
しかし、«常識»が私を喰らうのであれば、それは永遠に果たされることがないでしょう。
なにせ、ここで、ちょっとでも負の感情を抱いたあなたは、«ワニ»に過ぎないのですから。
おそらく、はるか昔から、はるか未来まであなたは«ワニ»であり続けるのでしょう…………。
お気に召さなければ、どうぞ、私を«喰べて»ください。
とても多義的にね。
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参考文献 ショーペンハウエル『読書について』
木内 昇『分からないからおもしろい』
“引用画像” https://search.yahoo.co.jp/image/search?ei=UTF-8&p=LAM&iau=0
しゃーないから天才バカになる方法を教えてあげる 鈴宮 雨音 @westyanpla67
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