武法以外の力

 血の書き残しに導かれるままリンフーがやってきたのは、【槍海商都そうかいしょうと】の城郭を出て西にある山岳地帯。かつて【槍海村そうかいそん】の村人の避難場所にして、戦術的拠点でもあった場所だ。頂上にある【血郭碑けっかくひ】は一度お目にかかりたいと思っていたが、まさかこんな形でその日がやってくるとは。


 山岳と呼べるくらいには険しく、岩もたくさん転がっているが、通る道次第では頂上までそれほど時間はかからない。


 なので、さして苦労することなく到着することができた。


「シンフォさんっ!!」


 夕焼け色に染まる坂から見上げ、シンフォの姿を認めた瞬間、リンフーは自然とそう叫んでいた。


 シンフォを足蹴にしている白い人物。その男に、リンフーは見覚えがあった。


「お前は、【槍海大擂台そうかいだいらいたい】の時に会った……!」


「やぁ、奇縁だねぇ。新たなる【槍海覇王そうかいはおう】殿。僕の名前は……分かっているよね?」


 浮薄な笑みを見せるその白い青年に対し、リンフーは敵意を面貌に浮かべ、


「……【求真門きゅうしんもん】の、羅鑫ルォシンだろ?」


「そうさ。泣く子も黙る【求真門】の下品坐かひんざ、ルォシン様とは僕のことだよ。鏤華ロゥファの弟子」


「誰だそれ。そんな奴、ボクは知らないぞ。ボクの師匠はシンフォさん一人だけだ」


「その師匠のシンフォさんこそ鏤華ロゥファさ。そいつが昔名乗っていた名前だよ」


「どういうことだよ……」


 リンフーが問うと、ルォシンはシンフォの右肩を踏みつけた。苦痛の叫びを上げる彼女に、リンフーは眼光鋭くし「貴様っ!」と怒声を吐いた。


「そう怖い顔しないでくれよ、お嬢ちゃん。可愛い顔が台無しだぜ?」


「ボクは男だ!」


「ふぅん、そうなんだ。……言っとくけど、これは僕に与えられた正当な権利なんだよ。この女は足蹴にされるどころか、大勢の男に輪姦されてもなお足りな過ぎる罪を犯したんだからね」


「なんだとっ?」


 静かな怒気をまとうリンフーに対し、ルォシンは呆れたようなため息をついて問うた。


「君さぁ、この雌豚に師事して何年?」


「……四年だ、それがどうしたっ?」


「四年かぁ。それだけ暮らしているなら普通気づくはずだけどなぁ、この女の本性にさぁ。……哀れな君に教えてあげるよ。この女はね、君みたいな良い子ちゃんの師匠になれるような立派な人間じゃないんだよ。この女は、とんでもない畜生だ」


 リンフーは眼光をさらに鋭くした。


「いい加減にしろよ。これ以上シンフォさんを侮辱すると、ぶん殴るぞ」


「いいや言うね。なんと言われようと言うね。それが被害者の義務だからねぇ。この女は僕の父を殺したんだ。【一打震遥いちだしんよう】と言われた僕の父を、幼い僕の目の前でバラバラにしたんだよ。それだけじゃない、いろんなところで、いろんな武法士に決闘を申し込んでは、そのことごとくを僕の父と同じ様にした、【求真門】より凶悪な大量殺人者だよ」


 リンフーはとてつもない驚愕に襲われた。


 シンフォが数多くの武法士を殺していた事実にではない。……無論それにも驚いたが、そういう真実であることは、シンフォの自虐を時折聞いてきた身として何となく予想はついていたからだ。


 驚いたのは、この男が自分の憧れていた【一打震遥】の息子であることだ。

 

 シンフォは言い返さず、リンフーから視線を背けた。その反応を見るに、真実なのだろう。


 ルォシンはその物騒な文字だらけの外套の中から、一本の短剣を取り出した。その黒い眼差しは、シンフォへ向いている。


「や、やめろっ!! シンフォさんに何をする気だ!?」


「見て分かるだろ間抜け」


 リンフーの静止も聞かず、その短剣をシンフォの喉元へ突きつけた。


 とうとう我慢ならなくなったリンフーは、疾駆した。まっすぐルォシンの元へと向かう。


 しかし、行く道の端々に立つ岩石の影から、ぞろりと黒服の集団が飛び出した。


 目元以外なにもかもが黒づくめなその集団は、壁のようにリンフーの行く手を阻んだ。


「邪魔だっ!!」


 一矢のごとく直進し、前足で力強く踏みとどまると同時に拳を打ち放った。地を滑る巨船のごとき重みを秘めた渾身の正拳【頂陽針ちょうようしん】が、目の前の黒服に重々しく直撃。一瞬空気が震えたかと思うと、一気に遠ざかった。後ろにいる黒服数人を巻き込んで共倒れとなる。


 さらに斜め右から、刀を振り上げながら攻め寄ってくる黒服。リンフーは最小限の動きで縦一閃を回避しつつ懐へ入り込んで、深い踏み込みを交えた肘鉄【移山頂】を衝突させた。巨岩を滑らせてぶつけたかのごとき激烈な術力にその黒服は白目を剥き、後方から迫っていた仲間二人を巻き込んで紙屑同然に宙を舞う。


「くぅっ……!」


 すでに二人仕留めたが、当然数の上では負けているため油断などできない。背後からの剣突を察知と同時に【游雲踪ゆううんそう】で回避。服に切れ目が走ったものの肉体は無事なため、そのまま相手の間合いの内へ踏み入りつつ【硬貼こうてん】へとつなげた。城郭が勢いよく張り付くような衝突の術力を背中で叩き込まれ、その黒服は苦悶の喘ぎを漏らして弾き飛ばされた。


 またも真後ろから袈裟懸けの太刀筋が飛来。【游雲踪】で避けられる空間がないことを事前に承知していたリンフーは、振り向きざま【こう】の術力をかけた腕でその刃を無傷で受け流し、振り下ろされるのを確認した瞬間、肩口による【硬貼】で吹っ飛ばす。


「がっ——!?」


 だがその【硬貼】が決まった次の瞬間、背中に向かって鉄塊の直撃のごとき重みが衝突し、激痛と息詰まりを覚える。背後にいる黒服が蹴りを伸ばし切った姿で立っているのが見えた。


 その蹴りの術力によって前のめりに放り出されるリンフー。その延長線上で待ち構えていた黒服が、宙を舞うリンフーめがけて槍の一撃を疾駆させた。


「このっ!」


 リンフーは【鋼】をかけた右腕でその槍撃を受けた。一瞬の拮抗。その次の一瞬にはリンフーの皮膚上を穂先が猛烈な勢いで滑り、その勢いでリンフーの体が転がるように宙で回転。その回転によって浮かぶ高さが上昇。巨大な水たまりのごとき黒服の集団を高くから俯瞰する。


 だが、リンフーの放物線状の落下の流れが突然止まる。


 右足首に流星錘りゅうせいすい——長い紐の先端に分銅を取り付けた武器——が巻き付いているのを視認するのと同時に、右足ごと全身がものすごい引力によって引き寄せられる!


「ぐはっ!?」


 円弧を描いて宙を舞い、体の前面から岩に叩きつけられた。岩石との接吻はものすごい鈍痛を伴った。あまりの衝撃に一瞬全身が弛緩する。


 地面へ降ろされた瞬間、目の前に鎮座する巨岩を除く全ての角度から、武装した黒服が群がってきた。


「なめるなぁぁぁっ!!」


 リンフーは痛みを堪えて気合を入れ、全身を一気に捻りつつの正拳を突き出した。拳は虚空を穿つに終わったが、その技【纏渦てんか】によって五体を覆った渦状の術力は、右足に巻き付いた流星錘の紐を遠心力で急激に振り、その持ち主ごと紐を引っ張って円弧軌道で宙を舞わせた。襲い来る黒服集団の足元を紐が薙ぎ払って転ばす。円弧で飛んだ流星錘の使い手がリンフーと同じように岩に叩きつけられて沈黙する。それから右足に巻き付いた紐を素早くほどいた。


 以降も、着実に数を減らしていくリンフー。


 しかし、


「くそっ、何人いるんだ、お前らっ!」


 敵の数があまりにも多い。倒しても倒してもキリがない。シンフォのもとへ向かおうとしても、すぐに数の暴力で押し戻されてしまう。


 おまけにリンフーは多対一の戦いに慣れておらず、無駄な動きが多い。そのため、無駄な体力を使ってしまい、全身には疲労という錘が一つ、また一つとくっついていた。


「……どけぇぇぇっ!!」


 だがリンフーは止まらない。止まれない。止まりたくない。


 確かに、自分は破門を言い渡された身だ。もう師弟の関係は存在しない。


 だが、師弟以前に、男として、好きな女を諦めるわけにはいかない。


 ——高みの見物を決め込むルォシンは、そんな愚直をせせら笑いつつ、シンフォを苦しめる作戦が順調に進んでいることを確信した。


 最初からこの短剣でシンフォをどうこうするつもりはなかった。すべてはリンフーを挑発し、発奮させるための芝居だ。


 自分が手塩に掛けて育てた弟子が、無数の暴虐によって弱り、傷つき、血塗れになり、やがて嬲り殺しにされる様をシンフォに見せつけるため。それによって絶望を与えるため。


 この黒服——【求真門】の下級団員達には、リンフーを徹底的にいたぶってから殺すように命じてある。技は強く、機転も利き、素質もあるようだが、まだまだ戦い方に未熟な点が多い。まして、あの多勢で攻められればおのずと限界が来るだろう。


 ちなみにこの部下達には、リンフーが恐るべき一撃必殺の技を持っている可能性を教えていない。もし教えれば、及び腰になるであろうから。


 だが、最愛の父を無数の肉片に変えたあの恐ろしい術力を、リンフーは一度も使っていない。


 人を殺すまいとする幼稚な正義感か、あるいはまだ技がそこまでの境地に達していないのか。


 おそらく後者だろう。すでに結構な疲労が累積し、リンフーの動きにキレがなくなってきている。そんな追い詰められた状況ですら使わないのだから、「使えない」という判断が正しいだろう。


 嬉しい誤算だ。部下を失い、上から文句を言われずに済む。


 上の幹部——上品坐じょうひんざの連中は怒らせたくない。あの異形の魔人どもの怒りを買ったらと思うと、ルォシンであっても背筋の寒さを禁じ得ない。


 シンフォは早くも、多勢の中で弱っていく己の愛弟子を青ざめた顔で見守っている。あの少年を破門する一部始終を見ていたが、それでもなおシンフォには少年に対する強い情があるようだ。これから先の惨劇がさらに楽しみになってきた。


「あぐぅっ……!!」


 圧倒的多勢を相手に必死で応戦してきたリンフーだが、とうとう敵の掌底を胴体にまともに食らってしまった。


 腹の中の空気を鈍痛とともにひねり出し、リンフーは吹っ飛ばされた。横寝の体勢で地面を滑る。


 勢いが止まってからすぐに立ち上がろうとするも、それよりも速く背中を踏み付けられ、全身が地面に縫い止められた。


 するり、と首筋に冷たい刃が寸止めされる。


 その剣身と同じくらいの冷たさが、背筋を駆け上った。


 高みから、嗜虐の響きを持った声が投じられた。


「すぐには殺してあげないよ。もったいないからね。——ほら立てよ雌豚」


 声の主であるルォシンは、シンフォの髪の毛を乱暴に引っ張って立たせ、リンフーの方を強引に向かせた。


 師の絶望の表情を見て、弟子もまた同じように顔を絶望で満たした。


 白い悪魔は、そんな師弟の様子に歪な微笑を見せた。


「お前達、その子供の指を一本ずつ切り落としていけ」


 その発言に、シンフォがとうとう泣きわめくように叫んだ。


「やめろ!! お願いだっ!! リンフーに手を出さないでくれっ!! 私はどうなっても——ぐふっ!?」


 腹部にルォシンの拳が叩き込まれ、シンフォは強引に黙らせられる。


「貴様ぁっ!!」それを見たリンフーは火を吹くように怒声を発する。


「大人しくしてろ小僧!!」


「うるさい黙れ!! 離せよこの馬鹿野郎共っ!! シンフォさん、シンフォさんっ!!」


 立ち上がろうにも、術力によって強引に地面に押さえつけられ、身動きが取れない。


 【天鼓拳てんこけん】の技は、基本的に地に足が付いていないと使えない。今のこの状態は致命的だ。


 ジタバタしている間に、リンフーの右の小指に刀が添えられる。


 リンフーは右腕に【鋼】の術力を施した。


 小指に、刀が振り下ろされる。【鋼】の術力と硬くぶつかり合い、跳ね返される刃。


 何度も何度も、鋼と化した小指に刃が振るわれる。


「頑張るねぇ。けど、どんなものにも限りがある。人の体力にも、その体力を使ってひねり出してる術力にもね。君の【鋼】は、いつまでもつのかなぁ?」


 ルォシンのせせら笑いに睨み返す。


 しかし、今のリンフーには、ひたすら【鋼】で耐える以外の手段は残されていなかった。


 誰か、誰か来てくれ、頼む。


 少しでいい。一瞬でいい。こいつらの気を散らすことができれば——

 



 爆発。




 真上から空気を鋭く裂いて突っ込んできた「何か」が大地に突き刺さり、その瞬間まるで砲弾が落下したかのような凄まじい衝撃波が周囲に勢いよく広がった。


 リンフーの上に乗っかっていた連中も、その余波を受けて吹っ飛ぶ。


 その隙を見てリンフーは素早く立ち上がり、衝撃の中心を見た。


「……ユァンフイさんっ!?」


 驚きと、それを上回る心強さが胸の内に湧き上がる。


 そこに立っていたのは、まさしく宋淵輝ソン・ユァンフイだった。足の踏み締めている位置を中心に、深い円形のくぼみが出来上がっている。


「……無事か」


 いつもと変わらぬ様子でそう訊いてきたユァンフイに、リンフーは「は、はい」とかろうじて答えた。


「……娘に言われて、馳せ参じた。助けてあげてほしい、と」


 その言葉を聞きつけたかのように、上から「リンフー!」という声が降りてきた。


 上を見ると、そこには【蹬風脚とうふうきゃく】で空を跳ねながら移動するチウシンの姿があった。


 そのまま落下の勢いに乗って降りてきて、ふんわりと着地すると、嬉々として話しかけてきた。


「へへへ、来ちゃった」


「来ちゃった、って……いいのか? これは、ボク達の問題なんだぞ? お前が無理に手を貸す必要はなかったんだぞ?」


「でも、リンフーだけじゃ死んでたよね?」


 図星を突かれたリンフーは、唸って押し黙る。


 ニコニコしているチウシンに対し、父のユァンフイは溜息をついてからやや疲れたような声で、


「……来るなと言ったはずだぞ」


「でも、手勢は一人でも多い方がいいよね。だって、相手は【求真門】だもん」


「……だからこそだ。お前はまだ子供だ。こいつらを相手にするにはまだ早い」


「そうやってわたしがおばちゃんになっても言い続ける気でしょ? もうわたし、成人してるもん。自分の生き方くらい自分で決めるよ。それにね……」


 チウシンの瞳が、剣呑に細められた。リンフーが今まで見たことのない、純度の高い殺気を秘めたチウシンの眼差し。


「——わたしは目の前で、このクズ共にお母さんを殺されてるの。参加する理由なんて、他に要らないと思わない?」


 その言葉の後、ユァンフイはそれ以上何も反論しなくなった。


「あと、お父さんだけじゃ足りないと思って……助っ人を連れてきたよ」


 そんなチウシンの声に答えるように、足音と声がいくつも折り重なって坂道の下から聞こえてきた。


 やがて、その全体像も見えた。


「……【吉剣鏢局きっけんひょうきょく】だとっ?」普段は抑揚に乏しいユァンフイの声に、若干ながら驚きの響きが宿った。


 その集団——リーフォンを先頭にした【吉剣鏢局】らは、リンフーのところまで歩み寄った。


「兄者、ご無事ですかっ!?」 


「リーフォン……これは一体……?」


「助けに来ました! 俺たち【吉剣鏢局】一同、兄者に助太刀いたします! 一緒に戦いましょう!」


 リンフーは驚き顔で、リーフォンとその後ろに立つ幾人もの武人を見やる。いずれも油断ならぬ雰囲気をかもし出す堂々たる佇まい。これらが全員味方になるのだと思うと、頼もしさが湧き上がってくる。


「俺はかつて、兄者に危機を救われました。しかし、兄者が救ったのは俺だけじゃない、この【吉剣鏢局】も救われています。だから……その借りを返します」


 リンフーの背後には今、頼もしい仲間たちが勢揃いした。


 彼らが放つ刃の輝きに、今なお数の優位を持つはずの黒服達はたじろぎを見せる。


 チウシンが言った。


「リンフー、武法士の力は武法だけじゃないよ。武法の世界では、作った縁や友情が、そのままその人の力になる。これは紛れもなく、リンフーの力。わたし達が「来てあげた」んじゃない、あなたがわたし達を「呼び寄せた」んだよ」


「チウシン……」


「さぁ、この黒いのはわたし達にまかせて。君は、君の敵と戦って。——あのいけ好かない白い男を倒すの!」


 リンフーは力強く頷き、ルォシンへ向かって突っ走る。


 その途中で黒服たちが邪魔をしてくるが、【吉剣鏢局】の武人たちがそれを横へ押し除け、進む道を切り開いてくれる。そこを矢のごとく駆け抜ける。


 リンフーは、とうとう頂上まで到達した。


 一度拝んでみたかった【血郭碑】は、見るも無惨な瓦礫の山と化していた。壊れてまだ間もない。ルォシンがやったことは明白だ。かつて身命を賭して村を守った英霊たちの功績を嘲笑するような行為に、リンフーはますます怒りを覚えた。


 ルォシンは踏み付けにしていたシンフォから足を離すと、おもむろに歩みを進めて近づいてくる。


 援軍を呼ばれたというのに、その顔には微塵も不快感がない。それどころか、より邪悪な笑みを浮かべていた。


「怪物の虜囚となった姫君を救いに来た勇者様、ってところかな? 古今東西、そういう話は愚民共に人気があるよね。……けど残念、しょせん御伽噺さ。勇者様なんてこの世にいないんだよ。お前の役は怪物の餌だよ、可愛い坊や」


「だったら、強引に勇者の役を手に入れてやる。……ボクには、その力がある」


「よく吠えた」


 いびつに相好を崩すと、ルォシンは外套を払うように開いて見せた。


 外套の中には、様々な道具が入っていた。短剣、釘、はさみ糸鋸いとのこ、その他もろもろ……


「圧殺、斬殺、撲殺、刺殺、絞殺、射殺——どんな死に方がお望みだい? この『幾殺いくさつ羅鑫ルォシン』、いかなる死に様も実現する用意が整っているよ」


 最後の戦いが、始まった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る