第25話 あいまい3
私が12歳になった頃、学校から帰ったら知らないおじさんとおばさんとおばさんがリビングにいた。
「ただいま」
と普通に帰って来ただけなんだけど、なんか、ママとパパは慌てている気がする。
あ! 下校時間変更のお手紙を渡すのを忘れてたかもしれない。
「え……このお子さんは、ここで暮らしているんですか?」
知らないおばさん1がママに尋ねている。
「……そうです。私の娘です」
ママが当たり前に答える。
「大丈夫なんですか? 同じくらいのお年かと思われますけど―――」
「樹が、娘に何かするとでもおっしゃるんですか?」
ママが怖い。でも、このババアがイヤなことを言ってるせいだ。
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