1人はある人の幸せを願い、無知でいてほしいがために斬る。
1人は大事な人が斬られようとしているのを止めるために殺す。
1人は自分を想う人の心の崩壊を止めるために剣を止める。
そんな理解されない善意がぶつかっていただけだったのだ。
知っている者は殺されるか、高い地位を築くかの基本2択になる。そして、知ることで時には否定したいことが見つかることもある。信じてきたもの(思い込み〔価値観等〕)は自分の根底、定義に値する部分。そこが否定されるとほぼ全てマイナスに思えてくる。
だから無知は幸せ。その可能性がないのだから。感じることはないのだから。
ただ、それで恋が叶いそうなのが何とも皮肉なものだ。しかし、一筋縄では行かない様子。
作者からの返信
シリアスな感想ありがとうございます。いつもと雰囲気違った新鮮でした。
彼が無知でいられたこれまでの日常は紛れもなく幸福だったでしょう。
本当に異世界の人類は害悪……
>……でも正気が削れた結果惚気るのはおかしくない? そういう仕様じゃなくない?
正気や理性が無くなると本能(色ボケ)に忠実になるだけだから((((;゜Д゜)))
作者からの返信
多分半分狂気で半分素です。