第3話 オープニング2:セレーチカ

GM : では、次のPC行きますかね。次やりたい人!


セレーチカ : じゃあ行こうかな。


セレーチカ : 東条英機

セレーチカ : 1d10 DoubleCross : (1D10) > 3

system : [ セレーチカ ] 侵蝕 : 33 → 36


GM : 場所は支部の支部長室でいいかな。確か”ナスターシャ”(セレーチカのシナリオロイスで育て親のNPC)と話す場面を作りたいとか。


セレーチカ : ですね。鎖巻は支部から呼び出しを受けた形みたいなイメージで来てください。


鎖巻 結羽 : やだぁ!


GM : 平和を噛みしめた直後に非日常に呼ばれる鎖巻哀れなり


セレーチカ : いとあはれなり。


鎖巻 結羽 : すん


GM : というわけで、夕方の支部長室です。好きにロールプレイ進めてください。


鎖巻 結羽 : 「ただいまー」


鎖巻 結羽 : 「セレちゃん、いるー?」


"ナスターシャ" : 「おかえり~」


鎖巻 結羽 : 「………………………………………」


鎖巻 結羽 : 「警察よぼっかな………………」


"ナスターシャ" : いつもセレーチカが座っている支部長のデスクにはナスターシャ、そして来客用のソファにはぼんやりとした表情のセレーチカが座っています。

セレーチカは入ってきた鎖巻に対して特に反応を見せません。


"ナスターシャ" : 「まま、座って座って~、ちょっとキミにも居てもらわないとだから。」


鎖巻 結羽 : 「なんで私が一人で来るときに限っているんですかあなた………………」


鎖巻 結羽 : 流石に慣れたので大人しく座る


"ナスターシャ" : 「キリタニ、おまたせ~。報告、始めてもいいかな?」


鎖巻 結羽 : 「……は?」


GM : では、霧谷に通信がつながりました。


鎖巻 結羽 : 聞いてないが?という感じ


霧谷 雄吾 : 「お疲れ様です。ナスターシャ」


"ナスターシャ" : 「お疲れ様~。予定していた通りの報告をしますよ~。」


"ナスターシャ" : 「事件のあらましについてはもう報告した通りなので主にセレーチカのことだけどね。」


霧谷 雄吾 : 「なるほど。資料は拝見させていただきましたが…、改めてセレーチカ支部長の容体についてお聞きしましょう」


"ナスターシャ" : 「とりあえず仮調整は完了してる。保健室で錯乱して以降の記憶が曖昧だから、そこは齟齬が生じない範囲でカバーストーリーを適用、念のため後日に本格的に再調整するつもり。」


霧谷 雄吾 : 「仮調整、ということは今後も調整の必要があると?」


"ナスターシャ" : 「そ~。これは結果的にって話なんだけど、高円寺マリの精神攻撃が逆に荒療治になったのか平気とまでは言わないんだけど少しずつトラウマを受容できるようになってきてる傾向が見受けられるの。」


"ナスターシャ" : 「そこで!経過観察も含めセレーチカのN市支部長としての業務は継続!万が一の時には都度私含めこちらでバックアップの体制を取る形とします。もうロシアに話通しちゃったので、よろしくね~。」


霧谷 雄吾 : 「了解です。ロシア支部に話を通してあるのであればこちらから言うことはありません。セレーチカ支部長のことを今後ともよろしくお願いします」


"ナスターシャ" : 「はいは~い、承りました~~~。」

通信を終了すると伸びをしながら鎖巻の向かい、虚ろな様子のセレーチカの隣へと移動してきます。

「と!いう訳なので!セレちゃん無事支部長続投!よかったよかったー、ぱちぱち!」


鎖巻 結羽 : 「……それを私に聞かせたかった、と」


GM : セレちゃん虚ろな状態で画面端に映りこんでたんですか


"ナスターシャ" : 「そう。この間ああ言った手前、これだけはちゃんとキミも知っておくべきだと思ったからね~。セレちゃんも起こしても大丈夫なところまではなんとか持ってこれたからひとまず私の仕事はおしまい。ここからは様子を見ながら必要に応じて世話をする程度に留めることになる…ので!キミたちに任せることになるのです!まあたぶんキミの負担が大きくなると思うけどそこはごめんね!」


鎖巻 結羽 : 「そこはそういう約束ですし、色んな事情含めても適任は私ですよね。その辺りはわかってます」


"ナスターシャ" : 「いや~助かる!じゃ、そういうことで!あとはよろしく~!なんかあったらこないだ送った連絡先にかけてね~~~」

ニコニコと一方的に捲し立てるとセレーチカの耳元で何かを囁き、返事も待たずにいつかのように窓から身を翻して部屋を去ります。


鎖巻 結羽 : 「もう少し落ち着けないのかなあの猫……」呆れ気味に呟いた


セレーチカ : 「ん………あれ、鎖巻、さん…?もしかして、私、寝ちゃってましたか…?というかどうしてここに………」


鎖巻 結羽 : 「……おはよ、今日はセレちゃんを労いに来たの。はいこれ、私特製の甘さMAXキャラメルマキアートとお菓子」

ぽんぽんと頭をなでてあげる


GM : 姉属性まで持ってきた。属性が過重積載されている


セレーチカ : 「わぁ、こんなに…!いいんですか、鎖巻さんもお忙しいのに…」


鎖巻 結羽 : 「最近は平和だったでしょ?だからゆっくり紅と準備してたんだ。今日はあいつ来てないけど」


セレーチカ : 「そうだったんですね、じゃあありがたくいただきます…そうだ、今度、夜藤さんや早乙女先生も呼んでまたお茶会をしようと思うんです!鎖巻さんもいかがでしょう?」


鎖巻 結羽 : 「もちろん。あいつにも言っとくね。とびきり美味しいもの作らないとなぁ……」


セレーチカ : 「やった。私も腕によりをかけておいしいお茶を用意しますね!それから……」


セレーチカ : こんな感じでフェードアウトしていくイメージで。


セレーチカ : 仮初と上辺の平和を精々楽しんでくれPCちゃんたち…


GM : どうしてそんなに不吉なこと言うんですか


セレーチカ : フキツジャナイヨ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る