第2話 ミドルフェイズ3

GM : というわけで、シーン区切って次の場面。場所はN市支部でシーンPCはセレちゃん。セレちゃんがせっかく過去設定と育て親のNPCデータを作ってくれたので出したいと思います。


GM : セレちゃんの育て親であるナスターシャさんに出てもらいます。強制ではないけど、紅ちゃんか鎖巻かはいるといいんじゃないかな。顔合わせ込みで


"ナスターシャ" : はいはーい


セレーチカ : 東条英機

セレーチカ : 1d10 DoubleCross : (1D10) > 9

system : [ セレーチカ ] 侵蝕 : 48 → 57


鎖巻 結羽 : デ

鎖巻 結羽 : 1d10 DoubleCross : (1D10) > 2

system : [ 鎖巻 結羽 ] 侵蝕 : 50 → 52


夜藤 紅 : じゃあ出ましょ

夜藤 紅 : 1d10 DoubleCross : (1D10) > 6

system : [ 夜藤 紅 ] 侵触 : 53 → 59


GM : じゃあ、シーン始めていきますかね


GM : 夜の支部長室です。みんなは情報収集かねて集まっているところにナスターシャさんが訪ねてくる…というのを想定していますが、プロットがあるわけでもないので好きにRPしてくれてOK


セレーチカ : ではある程度情報共有が終わっていつものお茶会をしてるところみたいな感じカナ。


GM : いいね。そんな感じで行きましょ


夜藤 紅 : セレちゃんと仲良くなれて嬉しい


GM : おいしいお菓子を並べてもぐもぐやっているのかもしれない


"ナスターシャ" : 部屋に居る面子がお茶会に興じる中、不意に扉をノックする音が響きます。


セレーチカ : 「…?来客の予定は無い筈なんですが…」ティーカップを置いて様子を伺いにドアを開け


"ナスターシャ" : 「やー、来ちゃった♡」


セレーチカ : 「……………………えっ?」


GM : そこに現れたのは薄いブロンドの髪にロシア系の顔立ちをしたお姉さん。特徴的なのは頭の上にピコピコと動く猫耳があることですね。


鎖巻 結羽 : 「………FHの追手では無さそうですね」


夜藤 紅 : 「…猫の耳?」


セレーチカ : 「な、な、な………………ナスターシャ!!!」


GM : 予期せぬ来客に驚くセレちゃん


鎖巻 結羽 : 「レスキナ支部長、この方は……」


GM : 仕事モード鎖巻


"ナスターシャ" : 「んふふ、久しぶり~、セレーチカ!元気にしてた?ご飯ちゃんと食べてる?あー…やっぱり痩せてる~!ちゃんと食べなさいって言ったでしょう?もう…あら、お友達が来てたんだね~」

驚くアセルをひとしきり撫で回しまさぐり回した後に二人に気付くと勝手を知ったかのように支部長室へと足を踏み入れます。


GM : めっちゃ早口


"ナスターシャ" : 「ロシアから来ました。事情あって本名は明かせませんが"ナスターシャ"、もしくは"アナスタシア"とお呼びください。私は…そうね~、セレーチカの母親代わり、ってところかな~。あ!お菓子!いただき~~~」


夜藤 紅 : 「ど、どうも…」(なんか変な人だな…)


"ナスターシャ" : 穏やかな調子で話したかと思えばテーブルに広げられた甘味を見るや目を輝かせると猫のような動きで先ほどまでセレーチカの座っていた席に素早く収まりお菓子を貪り始めます。


鎖巻 結羽 : 「……………………」


"ナスターシャ" : 「ん~~~~~、やっぱりニホンのお菓子はおいしいね~~~~~!」

頬を綻ばせながらそう笑う彼女に合わせるかのように頭上の耳がパタパタと動きます。


夜藤 紅 : (耳動くの可愛い)


セレーチカ : 「ちょっと……!なんでここに…ううん、いつのまに日本に、というか仕事は…!」


"ナスターシャ" : 「はーいはい、ほら、『──────』」

ナスターシャを追って捲し立てるセレーチカを座ったまま抱きしめてそのまま何かを耳元で囁くと途端にセレーチカは糸が切れたようにだらりと彼女に倒れ込み意識を失います。

「ごめんね~、たまーにこうやって無理やりにでも休ませないと壊れちゃうから、この子。…それで、キミたちはだぁれ?」


GM : 催眠エフェクト!?


鎖巻 結羽 : 「いきなり何を……!」警戒態勢をむき出しにし、懐からナイフを取り出して構える


夜藤 紅 : 「…あなた本当にセレちゃんの知り合い?何か証明できるものは?例えば写真とか」


GM : 鎖巻まだ高速振動ブレード受け取ってないんか。

鎖巻 結羽 : (振動ブレードは再メンテ)


"ナスターシャ" : 「おっ、アセルにもそうやって呼んでくれるお友達ができたのね。安心安心。私のことはそうね…すんなり教えてくれるかは分からないけど、日本支部長のキリタニに聞いてみればわかるんじゃない~?ニホンに入れれたのもアイツのおかげだしね!」


"ナスターシャ" : 「まぁ、私が本部…ロシア支部に居た頃の記録はぜーんぶ消されてるだろうからそっちに問い合わせても無駄だろうしなぁ。そう言われれば証明する手段無いねぇ!困った!」


鎖巻 結羽 : 「……目的を答えてください。いくらレスキナ支部長の……ううん、セレちゃんの恩師でも少し説明不足な気がするな。ロシアじゃ常識って訳でも無さそうだし」


"ナスターシャ" : 「うーん、やっぱり"私たち"の感覚とはニンゲンとはズレてるねぇ。目的ってもなぁ。母親ってのは愛娘の様子が気になるもんだし、あたしも単純にニホンで仕事があったからそのついでにね~。」

愛おしそうに眠っているセレーチカの頬を撫でながら答えます。


夜藤 紅 : 「…じゃあ証明の代わりにあなたの手札を見せてくれない?セレちゃんを寝かしたのも何かのエフェクトなんでしょう?」


"ナスターシャ" : 「あーあれね!あれ、エフェクトとかじゃぁ無いんだ!催眠術みたいなもんで、アレをこの子に聞かせると意識落とせるの。暗示ってやつ!」


"ナスターシャ" : 「けっこう薄氷の上に立ってるんだ、この子の精神。この子、君たちに自分のことなんも話してないでしょ。まぁ、話せないんだろうけど。本人は記憶に蓋してるからね。」


鎖巻 結羽 : 「セレちゃんがPTSDを負っているってこと……?薄々気付いてはいたけど……」


"ナスターシャ" : 「この子に、親の話は絶対にしないで。特に父親を想起するような話は。壊れるよ、この子。」


鎖巻 結羽 : 「……生憎、私にとってもそれは同じなのでご心配なく」


"ナスターシャ" : 「ん~、素敵なお友達で安心!」


夜藤 紅 : (少なくともここで嘘をつく理由もなさそうだし親の話をしなければいいってことでしょ。わたしだって親の話なんて…あんまりしたくない)


鎖巻 結羽 : 「……オーヴァードの父親なんて、どこもろくでもない奴ばかり」小声で呟いた


"ナスターシャ" : 「この子ね、親に虐待とかされててさ。貧しい村だった上にオーヴァードのことなんか知らないコミュニティで、小さい子供が異常に賢かったら疎まれるのはまぁ当たり前なんだよね。」


"ナスターシャ" : 「そんでね~、殴る蹴る、ご飯抜きなんて当たり前だったし、村を通りかかって泊まった"お客さんの相手"なんかもさせてたらしくて。この子の体、頑張って直したんだけどどうやっても、今後子供作れなくなっちゃったんだよね。」


"ナスターシャ" : 「んで、ある日耐え切れなくなって壊れちゃって、お客さんとお父さんを殺しちゃって呆然としてたところを最終的にウチの本部が保護したってわけ。」


"ナスターシャ" : 「大変だったよ~、お人形さんみたいで何にも反応しないと思えば急に叫びだして吐くし自分の体傷つけるし、誰に対してか分からないけど謝り続けたりするし。」


鎖巻 結羽 : 風を切る音と共に、ナスターシャの顔を掠めるように、雷を纏ったナイフを投げつけられた。


鎖巻 結羽 : 「…………それ以上喋るなッ……!!」


"ナスターシャ" : 「ん~、痛ぁい。落ち着きなって~、酷いことしたのはアタシじゃないんだから。」

切り傷から血が滲むよりも前に傷口が蠢き出すと独りでに肉同士がくっついて傷が塞がります。


鎖巻 結羽 : 全身から雷が漏れ出し、心臓の動悸が激しくなる。父親という存在はやはりクズばかりなのか。最悪の気分だ。


鎖巻 結羽 : 「……私の新武器、なくてよかったですね。危うく飛び掛かるところでしたよ……!」


"ナスターシャ" : 「そこからはもうひたすらね~、調整よ、調整。表面的にだけでも年ごろに振舞えるように仮の名前と人格をつくってあげて、万が一の時には強制的に心をリセットさせるような暗示も仕込んだ。定期的にこうやって無理やりにでも休ませて、メンテナンスしなきゃなんだよ~。」


"ナスターシャ" : 「その時にこの子を育ててたのがアタシって訳なんだにゃ~」


鎖巻 結羽 : 「…………次はその口の中に投げられたいんですか、あなた」


"ナスターシャ" : 「できるならやってごらんよ。この体の経験とキミの経験、どっちが勝つか、試してみる?」


夜藤 紅 : 「お父さんなのにそんな酷い事するなんて…信じられない」


"ナスターシャ" : 「村社会ってのは怖いよ~、世俗から隔離されてるんだから。」


鎖巻 結羽 : 「……覚えておいて、紅。生まれついてのオーヴァードの父親なんてろくでもないの」


鎖巻 結羽 : 「あえてもう一度聞きます。貴女の目的を答えて下さい」


夜藤 紅 : (生まれついてのオーヴァード…。そっか、結羽は元々オーヴァードとして生まれてそれで大変なことがいっぱいあったんだ…)


"ナスターシャ" : 「だから~、本当にこの子の様子を見に来ただけなんだよ~。前のアタシはこの子のことですごく心を痛めてたし、少しでも助けたい一心で手を尽くしてた。あれはアタシじゃなかったけど、でもアタシはアタシを基にした存在だから、アタシもそれを引き継いでこの子を気にかけてる。だから、本当に目的は様子見だけ。」


鎖巻 結羽 : 「……なら帰ってくれませんか、貴女のこと、正直気に喰わないので」


夜藤 紅 : 「少なくともあなたが敵意を持ってないことはわかったわ、でもウチの子が機嫌悪くしちゃったから今日はこの辺にしときましょう?」


鎖巻 結羽 : 「……紅、私はあなたの娘じゃないんだけど」


"ナスターシャ" : 「え~、人の親にそんなこと言う~?ま、でも、キミに関してはそうだよねぇ。家族の話、嫌いだもんね。だからって普通の家庭に育った子に敵意は向けるもんじゃないよ、『鎖巻結羽』ちゃん。」


鎖巻 結羽 : 「へぇ───────────────」


GM : めっちゃ煽るやん

早乙女アスカ : めっちゃギスるやん


夜藤 紅 : 「…その辺にしときましょうって言ったでしょ?」


GM : 紅ちゃんキレた


鎖巻 結羽 : 「紅、止める準備してて。アレじゃなくて、私を」


早乙女アスカ : 先生はなにしてるんですかねぇ


"ナスターシャ" : 「ま、こんぐらいにしとくかな~。ごめんねぇ、『夜藤紅』ちゃん、空気悪くしちゃって。」


夜藤 紅 : 「…あなたがわざとらしく私たちの名前呼ぶのも目的の一つなのかしら?」


"ナスターシャ" : 「んふふ~、これでも特務機関の出身なので情報には強いのだ!キャラシのステータス的にはそうでもないけどね!」


GM : 急にメタいこと言うじゃん


"ナスターシャ" : 「んじゃ私は帰るけど、これだけは聞いてね。この子は、夜明かりを点けないと寝れなくて、起きたときに誰かが寄り添ってないと、それでもまた壊れちゃうの。シラガキっていうスタッフが支部にいるから、彼女にアセルが寝てることを伝えて。」


鎖巻 結羽 : 「……今日は私が一緒にいるのでお構いなく」


"ナスターシャ" : 通報しました・

GM : 草

早乙女アスカ : 事案か?

鎖巻 結羽 : そんなつもりはなかった、などと供述しており(差分ミス)


夜藤 紅 : 「…私たちが、でしょ。今日はお泊まりって言ってたじゃない」


GM : 咄嗟のフォロー。グリフィンドールに10万点


鎖巻 結羽 : 「……そうだったね、ごめん」


"ナスターシャ" : 「あ、そうなの?安心!キミ達なら心置きなく任せられるや。面倒掛けるしこの子の過去背負わせちゃうしで申し訳ないんだけど、よろしくね~。」


鎖巻 結羽 : 「ともかくさっさと帰ってください。今から『女子会』なので」


"ナスターシャ" : では!と敬礼じみた動きで二人に手を向けると未だに目を覚まさないセレーチカの額に軽く口づけをしてソファに寝かせ、と徐に窓を開け、そのまま夜闇に身を翻して消えます。


鎖巻 結羽 : 「……………………はぁ………………」緊張の糸が切れたようにぺたんと座り込んだ


夜藤 紅 : 「あなた少しでも気に触るとすぐそうなるわよね」(まぁわたしもそうだけど)


鎖巻 結羽 : 「あの人ほんとムカつくんだけど!!ねぇ!!」


鎖巻 結羽 : 「人のことペラペラ喋りだすし!」


"ナスターシャ" : うっすら窓の向こうから「聞こえてるよぉ」と声が聞こえます。


鎖巻 結羽 : 「早く帰ってください!!!!」窓から叫んでおいた


夜藤 紅 : 「陰口はダメよ、どこで聞かれるかなんて分からないんだし」(実際にそういうこと言われてる時に限って聞こえちゃったりするし)


鎖巻 結羽 : 「紅塩ない?塩撒いた方がいいよあの人。あとペットボトルに水入れてあちこちに置いとこう」


セレーチカ : 猫をいじめるな!!!!!!!!!!!!!!!


夜藤 紅 : 「あとセレちゃん起きちゃうから静かにしなさい」

鎖巻の頭に軽くチョップ


鎖巻 結羽 : 「いたっ……!?むぅ……!」


夜藤 紅 : 「ほらお菓子でも食べて機嫌なおしなさい。そして嫌なことなんて早く忘れちゃいなさいな」


セレーチカ : 「んん…」

特に目を覚ます様子はなくソファで落ち着いた寝息を立ててます。


鎖巻 結羽 : 「じゃあ、これ貰ってく!セレちゃんのこと、よろしくね」


夜藤 紅 : 「ん、後で感想聞かせてよね。自信作なんだから」


鎖巻 結羽 : 「朝には帰ってくるから、あと若菜には深夜外出は内緒にしてて」


夜藤 紅 : 「はいはい、早く済ませて来なさいね」


鎖巻 結羽 : 「少しでも早く今回の任務を終わらせなきゃ……」そう言いながら調査のために学校に向かいました


夜藤 紅 : (偉そうに言ったけど私だって過去を忘れられなんかしない。大切な記憶も忘れたい記憶もいつまでたっても悪夢として見るのに…)


夜藤 紅 : このくらいで私は大丈夫ですわ


鎖巻 結羽 : わいも


セレーチカ : こちらも!


GM : ではシーン区切りますね。

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