Film 7. 『コンスタンティン』

 2005年のアメリカ映画。DCコミック原作でキアヌ・リーブス主演のダーク・ファンタジーアクション。


 主人公は、肺ガン末期で余命わずかのヘビースモーカー・エクソシスト、ジョン・コンスタンティン。自殺未遂の前歴のせいで地獄行きが決定している彼は、地獄と人間界の均衡を保つために働くことで、神の恩赦を受けようとしていた。

 しかし、その均衡が大きく揺れる事件が起こる……。


 今度こそ完全にクリスマス関係ない!と言われてしまいそうですが、キリスト教の世界観を色濃く反映するアメコミ原作のこの映画は、クリスマスにこそピッタリだ!と主張するのが拙作のヒロイン・ぎんちゃんです(結局旦那の守雛まひなくんからは、「お前が観たいだけだろう」と言われてしまうことでしょうが(笑))

 結構あらすじの情報量が多い気もしますが、実際は難しく考えずとりあえず撃って殴ればいいクライムアクション。ただ今二度目のブレイクという偉業を絶賛遂行中なキアヌ・リーブス氏の、マイナーながらファンなら誰でも知っている代表作(?)です。たぐいまれな「細いアクション俳優」であるキアヌが超ハマリ役な映画でもあります。ヒーローが末期ガンて!(おっと赤いのは呼んでない)


 拙作では会話の中に直接出てくるこの作品。

 会話の解説は映画のネタバレにもなっちゃうので伏せますが、そこで登場する「ガブリエル」とは、主人公ジョンのアドバイス役のような立ち位置――かと思いきや、「お前のやってることは全部無駄だ」「人間は神様に甘やかされすぎ」とネチネチ言ってくる超嫌味な天使もどきのことです(正確には天使と人間の中間。説明すると長くなる)。

 役者はティルダ・スウィントン。ナルニア国で白い魔女をやってた人ですよ。本当にファンタジーの世界から出てきたような外見をしています(勝手にリアルエルフって呼んでます)。実際、魔女を含めて人外役が多い女優さん。最近は宇宙人だったかな……。

 キアヌとは、これも拙作中でタイトルを出した『サムサッカー』という青春映画でも共演。そちらでは17歳の息子(主人公)のために悩める優しいお母さん(人間)をやっていました。(キアヌは歯医者さん役。なぜか催眠術が使える)



 さて、これで「クリスマス映画」の紹介はおしまいです。

 今日は待ちに待ったクリスマス! 今年は誰もがいろいろ大変だったと思いますが、ぜひおうちで映画を楽しんでみてください!

 メリークリスマス!! アンド・ハッピーニューイヤー!!!



拙作・クリスマス作品『ルーシー・ダイヤモンド・ドーソンと晩餐を』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354055088627091



※拙作で扱った「クリスマス映画」以外の映画を明日特集して、このエッセイを終わりたいと思います。そちらは年末休み用オススメ映画として、お楽しみに!

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