なん⋯⋯だと⋯⋯～世界でただ１人の紋章を授かり、あらゆる魔法を使えるようになったが、今では、初級魔法すら発動できず見下されるため、力を取り戻し、バカにした奴らに無双する～

第104話 第５章登場人物

【ネネ】

　冒険者学校Fクラスの担任教師。人族。年齢は２１歳。

【弓の紋章】を持つ。職はアーチャー。

　容姿綺麗で生徒思いの先生。ホームルームでヒイロとグレイに職を当てられてしまい驚いている。

　何とかこのクラスから脱落者が出ないようにしたいと考えている。

【マグナス】

　冒険者学校の理事長。その正体は魔王ヘルドを倒した勇者パーティーの１人。人族。年齢は４８歳。

　紋章は不明。職は拳帝。

　理事長といってもほとんど学校にいることはない。

　弟子のラナのことを大切に思っており、左腕と右足を失った原因であるダードを始末しようと動いていたが、ヒイロに先を越される。

【サイラス】

　公爵家の長男。１５歳。人族。

【魔方陣の中に剣と盾の紋章】を持つ。職は勇者。

　自分第一主義で、貴族だろうと平民だろうと勇者である自分のために尽くせばいいと考えている。仮面の騎士、ラナに負けたダードに対して、使えない奴とレッテルを貼り、切り捨てる非情さを持っている。

　実力は本物で、ヒイロ曰く現時点ではリアナより能力は上だと認めている。

【ミズハ】

　商人の娘。１５歳。人族。隣国の小国であるメルビア出身。

【そろばんの紋章】を持つ。職は商人。

　メガネをかけた読書好きの少女で、人と話すのが苦手。

　ネネ先生の職を当て、物怖じしないグレイが人として少し気になっている。

【Fクラスのクラスメート】

　コージー、弱気な少年。

　ジェシカ、真面目な少女。

　アンナ、活発な少女。

　サンジ、ネネの職を奴隷商人と言った勇者。

【魔人ダード】

　冒険者学校教師であるダードが悪魔の種子（デーモンシード）を口にした姿。１７０センチほどの身長は２メートルを越え、額には一本の角が。そして体全体には人ではおよそたどりつかない筋肉がついている。能力が上昇し、ラナの左腕と右足を切断するが、ヒイロの【煉獄魔法（インフェルノ）】によって死亡する。