第91話息子くんのお弁当箱
離乳食が終わりを告げる頃、息子くんは離乳食の時期が何だったのかと思うほどたくさん食べるようになりました。
重湯や粥などにペーストや荒みじんにした野菜など一切食べなかった離乳食時期、苦し紛れに食べていた離乳食は食パンをミルクに浸しふやかしたもの。以前書いたように息子くんいきなり離乳食は終わりを告げ普通にご飯をいきなり食べだしたため離乳食時期はママの胃が痛かったのだけど、その時期が嘘のようにすごくたくさん食べるようになりました。
保育園は給食でしたが、週一回と遠足はお弁当が必要でした。
息子くん年中まででも既にお弁当箱一つでは足りず、おかずとおにぎりを分けて二つ使っていました。
よく食べよく遊んでくれてるならいいかなと思うも、毎年毎年買い換えが必要なくらいお弁当箱が大きくなる。
大人と変わらぬサイズのお弁当箱になったのは保育園年長の頃でした。
見た目より量を主張する息子くん、キャラクターが描いてあるようなお弁当箱だと量が足りないらしく、シックな黒い大きなお弁当箱におかずを詰めながら、このまま食べてたら成長期どんなに食べるんだろうと不安に駆られたりしました。成長期、結局おやつの名目で米を五合炊いておにぎりにして昼ごはんや夕ごはんとは別に五合完食してますね。
遠足のリュックサックの中で明らかに大きすぎるお弁当箱に、水筒が収まりきれず困ったことも。
数年前に整理をしていたら当時のお弁当箱がわんさか出てきました。小さな愛らしいお弁当箱から大きな黒いお弁当箱まで、息子くんのお弁当箱遍歴を眺めながらもう使うことないお弁当箱たちにお疲れさまとありがとうをそっとしていました。
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