第90話息子くんの語彙

 息子くん比較的言葉が遅かったのですが、結構なお喋りさんになりました。

 息子くん最初に影響を受けたのはやはりママの言葉、特にまんまやねんねなどの単語は覚えてから頻繁に口にしていました。

 次に影響されたのはテレビ番組からでした、この頃になると誤用が目立つ。ママは極力傷つけない言い方を心がけながら正しい意味や使い所を伝えたりしていました、これは今も同じで正しい意味を考える時にはママ自身も不安になることがあり、時々で調べ直したりするのでママのリフレッシュにもなっています。

 特撮ヒーローからアニメーション、幼児番組など息子くんの言葉に幅ができたのは保育園年中さんの頃。そしてもれなくやって来たのは保育園の園児同士でのやりとりから影響される言葉、これがちょっと喜ばしくない言葉の場合使うのがとても慎重になるよと伝えるのが難しい。

 友だちが使っている言葉だけに迂闊に否定は出来ないが息子くんには使って欲しくないし、かと言ってそれを理論的に伝えるには理解力がまだまだ足りない。

 四苦八苦して思ったのは、結局小学校に上がると更に言葉が変わるので神経質になるとママのメンタルがもたない。時折息子くんの言葉に知らないひとから「ママの言葉遣いが悪いから」と言われたりした時期もありましたが、ママの方が言葉遣い荒いのと方言各種混ざった独特な言葉遣いなので息子くんとは全く言葉遣いが違うのです、ママを知る人だと「ママに口似なくてよかったな」と言われたぐらい。知らないひとは所詮知らないんだなと神経質になるのは止めて使って欲しくない言葉は使って欲しくないと伝えるようにしました。

 インターネットの投稿動画などを見る機会が増えた今、全くママの言葉遣い関係なく息子くんの言葉遣いはネット用語になっていってよく喧嘩になります。ママの方がそっちは長いから意味わからないとか思うなかれ、息子くんよまだまだ甘いぞ。あと誤用は相変わらずなのですね。


 

 

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