第65話息子くんのランドセル
息子くんが保育園年長の夏に我が家では息子くんのランドセルを注文しに行きました。
色とりどりの華やかなランドセルが並び縁取りにレース柄があったりと見ているだけで楽しくなるのですが、明らかに男の子向けとされている一角は色味が暗くてつい吹き出してしまいました、息子くんはランドセルの中時間割に描かれたヒーローなどを見ながら一生懸命お気に入りを探していました。
ママはランドセルに拘りはなくカラーも息子くんが気に入ったものをと思っていたので息子くんを誘い男女共に使えるランドセルも見てましたが、息子くん気になるランドセルが二つ。
無難なデザインの黒いランドセルは中のポケットが広めで出し入れがしやすそう、シルバーカラーがあしらわれたランドセルは見た目の華やかさに加えて小さなポケットが多く、小分けして整理がしやすそう。
片付けが苦手な息子くん、ママとしてはランドセルの中身が混沌の渦になるよりは目的別に整理しやすい方がいいかなと。
実際に背負わせてくれると言うことで、息子くんいざ二つのランドセルを背負ってみたところ即答で黒を選びました「六年間使うんだから慎重にえらんでいいんやで」とママが言っても背負い心地は黒が息子くんにはしっくり来た様子。
注文して受け取りは翌年始め頃。息子くんがランドセルを背負って笑っている写真が今もアルバムにありす、すきっ歯でニッカリと笑う息子くんの背中に真新しいランドセルはどう見ても大きくて、既に使われなくなったランドセルは六年間しっかり息子くんと小学校に通ってくれました。
因みにランドセルの中身が混沌の渦になるまでに入学から一ヶ月かかりませんでした。
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