ポイズンアップル・・毒を消すには毒。もしくは毒を知る者。そんな時に人は毒にも藁をもすがるものです。私は１０年前に見た「踊るピングドラム」というアニメがとても好きで。これは難病で余命が幾許もない妹を助けようとした。２人の兄のお話でした。難病ものではない。運命を変える。当時流行していたヒロインが難病になる映画たち。・・ではなく「誰か彼女を助けて下さい」ではない。「そんなもの殴れ」というメッセージだと誰かが言ってました。「だまされるな」とも。殴って叩いて運命の扉をこじ開ける。本作を読んでそんなことを思います。しらす丼さんが手塩にかけた物語の彼らなら。そう期待感が高まります。面白いです！