第4話 小さな幸せ

今日は修行はお休みで、僕は彼女と一緒にある場所へと向かった。そして僕はある事を考えていた、でも彼女は僕の事を気にしていた。だけど彼女は何を考えているのか分からないけどでも僕はいつか彼女と一緒に居たい、そう思っていた。


《公園》


かな恵「あっ、雪だ。」


俊「あっ、ほんとだ雪だ。」


かな恵「私の街もきっと行きが降っているのかもしれないね。」


俊「そうだね、僕の両親にも見せてあげたい。」


かな恵「今も思い出すの?」


俊「うん少しだけ、でも僕は正直怖かったしとっても辛かったし悲しかった。」


かな恵「ワタシの両親は病気持ちで亡くなったけど、きっとどっかで私の事をずっと見ているかもしれない。」


俊「そっか、あっ・・・。」


僕はいつの間にか彼女の手を握っていた。


かな恵「ん、どうしたの?」


俊「ううん、何でもない、でも何か不思議だね、まるで初めて会った感覚が無いって言うか・・・。」


かな恵「実は私も何か俊と出会った感じがしない。」


俊「うん、でも僕達は違う血で繋がっているのかもしれない。」


かな恵「うん、そうだね。」


そして二人はニッコリ笑った。


かな恵「あっ、そうだちょっといい?」


俊「うん、いいよ。」


《秘密基地》


かな恵「私はここでずっと引きこもって修行をしていたよ。」


俊「あっ、傷。」


かな恵「うん、私は一人で修行を続けて立派な超能力になりたいってそう思っていた、でも私には甘かった、こんなに辛い事がたくさんあったし正直、辞めたかった。毎日、上手くいかずに泣いてしまったけど私はそれでも諦めたくなかった。でも本当はすっごく悔しかった。」


俊「そうか、辛かったんだね。」


僕は彼女を抱きしめた。


かな恵「俊、今までムキにな言葉を言ってごめんね、でも私、俊と一緒に居たい。」


俊「かな恵・・・。」


かな恵「ところで俊はどこに行きたい?」


俊「えっ、僕はどこでもいいよ、僕はかな恵が行きたいところだったら何でもいいよ。」


かな恵「ありがとう、じゃあ私が行きたい場所は、うーんと・・・、あっ一緒に来て。」


俊「うん、いいよ。」


僕は彼女が行きたい場所へと向かった。


《大通り》


かな恵「ここだよ。」


俊「こんな街にも素敵な場所があるんだね。」


かな恵「でも、これだけじゃないんだ。」


俊「えっ?」


かな恵「俊、好きだよ。」


俊「僕もかな恵の事が好きだよ。」


かな恵「ありがとう、じゃあ今から付き合うって感じでも良いかな?」


俊「うん、僕も同じ事を考えていた。」


かな恵「しかも私達は同じ超能力を使っている仲間だからちょっとびっくりしたよ。」


俊「そうか?でも僕は嬉しいよ、これからもずっと一緒に居て。」


かな恵「うん、分かったよ。」


俊「でも不思議だね、何か違う世界に居る感じがする。」


かな恵「えっ、どうして?」


俊「何となく。」


かな恵「ふふっ、何それ。」


?「あの・・・こんにちは。」


すると僕達の目の前に現れたのは僕と同じぐらいの身長な女の子が立って居た。

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