第7話 留守番
小学校に上がる前は、託児所に預けられていた私は
小学校に上がると、家に1人で留守番することが増えた。
なぜなら
祖母はホテルの受付の仕事をしていて、
母は夜の仕事をしていたからである。
(と言ってもやっていたのは事務系の仕事だったと思う。)
祖母は1日おきに出勤をする為、時々母も祖母もいない日があった。
そんな時は私が1人で留守番をしていた。
幼いころは暗闇が怖くてトイレに行くにも、すべての電気をつけながら歩いていた。
しかし慣れてくると一人遊びやテレビを見て楽しみながら母の帰宅を待っていた。
何度か母の仕事場に一緒に行ったことがある。
従業員さんや店の社長さんからお菓子や近所のゲームセンターで遊んでもらったこと
とても楽しかったことは今でも鮮明に覚えている。
このころから私と母の関係の歯車がずれ始めたと思う。
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