第4話 謎の歌声、そして廃病院へ向かう
ボクは混乱している。このどこからか優しい歌声がボクだけに聞こえている? 彼女は心配そうな表情でボクを見る。
「とりあえず、歌声の意味はわからない。さて、ここにいつまでも居ても仕方ない。その廃病院に行こう。何か手がかりがあるかもしれない」ボクは落ち着いてからそう言った。
「うん、わかった。私の頭には地図の内容がちゃんとわかっているから」彼女は真面目な表情で返事をした。
よし、そうと決まれば行こう。ボクは彼女についていく形で走る。他の廃墟の家から異形の人たちが現れ始める。ボクはなるべく彼女の背中だけを見る。走って途中に十字架のある廃墟の家に入り休憩を挟みながら廃病院を目指す。
「どうして廃病院なんかに行くの?」
「わからない。けれども、何かを思い出せそうな気がするからだ」ボクはそう答えた。
さて、ここから大きな廃病院が見えてきた。
続く
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