第4話 初戦闘

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします


―――



光の道をたどった先は、相変わらず森の中。


ただなにか、不思議なものが浮いている。


水晶のような透き通った結晶体。

もともとあった大きなものを砕いたひとかけらといった不規則的な形で、大きさは人ひとり分ほどもある。


近づいてみると、シズの耳に荘厳な声が届く。


―――それは『追憶の欠片』―――

―――失われた物語へとつながる世界の記憶―――

―――紡ぎ手たるあなたは、その記憶を辿ることができるはずです―――

―――さあ、手を―――


その言葉のあと、表示されるウィンドウ。


『冒険心』(未クリア)

〜あらすじ〜

・小さな村に住む少年はその日、一人で森を冒険していた。胸にあふれる冒険心、手には古びた剣を携えて、普段は入らないような深い深い森の奥へと。しかし冒険はいつも危険と隣り合わせである。少年に訪れた危険は、恐るべき怪物の姿をしていた―――

~クリア条件~

・“怪物”の撃退または討伐。

・"少年"を救援と合流させる。

(*:必須条件 ・:選択条件)

~クリア報酬~

・『ミスティ銀貨5枚』


なにやらとつぜん提示された情報群にシズはむむうと唸る。

それを見越したかのように、もう一つのウィンドウが表示された。


【『追憶の欠片』のチュートリアルを行いますか?】


これ幸いと肯定を選び、シズはチュートリアルを受ける。


『追憶の欠片』というのは、このゲームにおけるメイン要素の一つだ。

世界の各地にこうして浮かんでいるという『追憶の欠片』によって、プレイヤーはかつてその場で失われた物語へと時をさかのぼることができる。

『あらすじ』の項目はその物語のあらすじを示し、追憶の欠片の力でその場に参入したプレイヤーは『クリア条件』を満たすことで物語を継続させることができる。さらにはクリア報酬まで用意されているというのだから、積極的にやっていこうという気にもなるとシズは納得する。


今回の『冒険心』という物語では、どうやら少年が怪物とかいうものに襲われて危険な目にあうらしい。クリア条件を見る限りプレイヤーがその怪物と戦闘をすることを想定しているようで、シズは不安を抱いた。


いちおう、そういうゲームであるとは知っていた。

しかしながら今までの人生で、戦闘などという物騒な経験がある訳もなく。

怪物、などと恐怖をあおってくる文面も効いている。

ゲームを始めたばかりということで、まさかしょっぱなからとんでもないものと遭遇することはないだろうと理解はしていても、そうもったいぶって記されてはもしかしたらと思えてしまう。


うむむ、と唸るシズ。

まあひとまずアカリを待とうと結論付けて追憶の欠片から距離を取る。

とそこへ、ちょうどメッセージが届いた。

どうやらキャラクターメイキングを終えて、すでに追憶の欠片のそばにいるらしい。


シズが周囲を見回すと、たしかにアカリっぽいアバターのプレイヤーがいた。

胴着風の防具に、ガントレットを装備した闘争心剥き出しのプレイヤーだ。


アカリっぽい、とはいうものの、想定を裏切る接近戦闘本意的な見た目―――すら後回しにせざるを得ないほどの、未だかつて見たこともない清潔感である。


まるで、というか間違いなく、普通の少女ルックをしている。

髪を整え目の下のクマがなくなり、ついでに木漏れ日に照らされているからだろうか、健康というか健全というか、極めて真っ当な生活習慣をしていそうな風体だった。

それでも変わらない気だるげでイラついた表情や周囲を見回す様子からして恐らくあれがアカリなのだろうと予想をつけようとするが、どちらかというと信じられないという思いが強い。


だからいちおうメッセージでプレイヤーネームを確認すると、やはり合致した。

いちおうそれも二度見して確かめてからシズは、けだるげに視線を巡らす彼女へと近づいていく。


「おい、レイン」

「っち……は?だれ」


呼びかければ舌打ちとともに振り向いた彼女―――レインは、シズを見たとたんに怪訝な表情となる。

ずいぶんと見た目が変わったのでそうと分からないらしい。シズはにんまりと笑った。


「いや、わたしわたし」

「……うわ。きっつ」

「本気のやつじゃねえか!美人だろぉーがぁ!」


ろぉーがぁー……

ろーがー……

がー……


静かな森にシズの魂の叫びがこだまする。


頬を引きつらせるレインは見ているのも苦痛とばかりの表情で視線を逸らし、深々とため息を吐いた。


リアルでも低身長へのコンプレックスを時折にじませていたのも問題なのだろうか、レインは保護者の頑張りにそうとう呆れているらしい。


「んだよ……」


シズはがっかりと落ち込んだ。

先ほどのローゼマリーほどとはいかなくとも少しくらいは褒め言葉をくれてもいいのに、とふてくされる24歳。


へにょへにょとやる気がしぼんでいくのを感じつつも、なんだかんだ一年間保護者やっていただけのことはあって、立ち直るのは早かった。


「まいいや。にしてもレインのほうもけっこ意外だな。めっちゃぶん殴りそうじゃん」

「私は少しも意外じゃない」

「えなにそれ遠回しに脅してる……?」

「は?」

「いやいいんだけどさ別に」


ぎろり、と睨みつけてくるレインに肩を竦め、それから、シズはひょひょいとウィンドウをいじった。


「んじゃ、とりあえずフレンド登録しようぜ」


ほい、と申請を飛ばせば、レインはちらとシズを見て、それからおもむろにウィンドウをタップする。


【プレイヤー”レイン”がフレンドに登録されました。】


「おっし。記念すべき二人目だな」

「……は?二人目?」

「や、さっきなんか声かけられてな」

「ナンパじゃん」

「らしいぜ」


思い返せば面白い時間だったなと、シズは苦笑する。

そんなシズにレインは顔をしかめ、おもむろにウィンドウを操作しはじめる。


「名前」

「あ?」

「通報するから。名前教えて」

「すんなよ!フレンドだっつってんだろ!」

「は?クソビッチじゃん」

「ゲームのフレンドってそんな邪なもんじゃねーだろ!」

「……」

「ねえだろ!?」


いっそにらみつけるくらいの視線を向けてくるレインにちょっぴり不安になるシズ。

それでもなんとか通報を免れて一息ついたところで、今度はレインの方から通知が飛んできた。


【プレイヤー ”レイン”があなたをパーティに誘っています。】


「パーティ?なんか楽しげだな」

「は?うざ」

「そろそろおねーさんも泣くぜおい」


ちょっとした冗談すら吐き捨てられてまたしょんぼり。

もしかしてやっぱりゲームは外れだったのかとちょっぴり思いつつ、シズは申請を受け入れる。


【”レイン”のパーティに参加しました。】

【(2/2:”レイン”“シズ”)】


当然ながら、ふたりパーティでふたりともログインしているので表記は2/2となっている。

数値の意味は見ればなんとなく分かるものの、そもそものパーティについては(少なくともシズの思うパーティでないこと以外は)知らないので、シズはヘルプをさらっと参照する。


「んー、一緒に遊ぶ仲間って感じなのな」


パーティ限定で『追憶の欠片』に参加できたり、パーティ固有チャットを使えたり、なにやら色々と恩恵があるらしい。

ふむふむと眺めるシズの眼前に、ヘルプを隠すようにウィンドウが現れる。


【パーティメンバーの”レイン”が近くで『追憶の欠片』を使用しようとしています。】

【参加しますか?】

【『冒険心』(『未クリア』『参加条件:パーティ限定』『参加人数:1/4(”シズ”)』)】


「いや気がはえーなおい」

「さっさとしてよ」

「……」


ヘルプを読んでいる間にさっさと話を進めようとするレインに急かされ、シズはしぶしぶ承諾する。流石にレインに向かってびびっているなどと言える訳もない。


シズが参加したことを確認したレインがウィンドウを操作すれば、ふたりは光に包まれる。

ふたつの光が追憶の欠片に吸い込まれ、そして初めての物語が始まった。


《Tips》

『プレイヤーの関係』

・『ミスティストーリア~追憶の欠片~』でプレイヤーを関係づけるシステムには『フレンド』『パーティ』『ファミリア』の三種類がある。『フレンド』は個人間、『パーティ』と『ファミリア』は複数人をつなぐ。『フレンド』では、登録したプレイヤーのログイン・アウト情報の確認、メッセージを飛ばす、チャットグループを作成するといったことが可能。『パーティ』は最大6人までが参加可能の即席グループであり、作成者に招待されることで参加可能。『フレンド』に追加して、パーティメンバーだけで一緒に物語に参加する、共有インベントリの使用などが可能。ファミリアについてはまたこんど。


【『冒険心』】


少年が歩いている。

気軽に散歩するような軽装で、ぼろぼろの剣を携えた少年だ。

好奇心と冒険心に輝く目を周囲にせわしなく飛ばして、胸を躍らせるような発見を探している。


そんな少年の通りがかったくさむらが、ガサリと音を立てて揺れた。


がさがさ、と草むらをかき分けて。


それは、おもむろにその姿を現した。


「ッ―――!」

「ググィ……」


灰色のごつごつとした皮。

少年と同じほどの小さな背丈。

広い口と細い目がにやけたような顔にも、がりがりにやせこけたひょろりと長い四肢にも深いしわが刻まれた、自然と忌避してしまうような醜悪な姿。

黒く濁る鋭い爪が生える三本指と、頭頂に生えたいびつな角が、その生物の異形を物語っていた。


『異形系:ゴブリン』


その体が名を表せば、ひと目及べば理解する。

それこそが異形系ミスト。


目視した瞬間に心臓を凍り付かせる衝撃。

脳髄を閃く理解。

湧き上がる恐怖に少年は震え、じりじりと後退する。


ゴブリンは少年をじろりと見つめると、その引き裂かれたような口を更に広げた。


「グィギィ、ギィ」


喉を引きつらせるような声を上げながら、ゴブリンは手を閉じ開く。

身体に引っかかる枝葉を引きちぎり、ゴブリンは少年へと歩み寄る。


「ひっ、く、くるなぁああ!」


少年はぼろぼろの長剣を引き抜き、しゃにむに振るって威嚇する。

恐怖と混乱に包まれていることは、誰にも理解できた。


弱者の向けるその感情を味わうように、ゴブリンは黒々とした長い舌で口の周りをなめた。

ぽたりと落ちた唾液が、森の緑を腐らせる。


「う、うわあああ!」


迫るゴブリン。

もはや後退するという意識すら失った少年が、長剣を思い切り振り下ろす。


どご、と、ゴブリンの肩に長剣がたたきつけられた。

刃は、けれど、その分厚い皮に阻まれ肉に届くことなく。

少年の足掻きは、ゴブリンの肉体に容易く受け止められた。


「グギィ」

「あ」


ゴブリンの手が、長剣を握る。

みしり、と、力の篭もる音。


長剣が。

古びていたとはいえ、鉄の塊が。


ばぎっ、と、いともたやすく砕け散った。


衝撃の光景に、はじけた鉄片に頬を切られながら、少年は無様にも腰を抜かす。

少しでも離れようと動く足が、むなしく地面をこすった。


ゴブリンは無様な弱者を見下ろし、そして、笑った―――


時が凍り付く。


【物語の分岐点に到着しました。】


~クリア条件~

・『異形系:ゴブリン』の撃退または討伐。

・“少年”を救援と合流させる。

(*:必須条件 ・:選択条件)


【『開始』を選択する、または境界を踏み越えると物語への介入が始まります。】

【初めての戦闘です。】

【戦闘のチュートリアルを実施しますか?】

【(※物語への介入と同時に開始されます)】


「もう危機一髪じゃねーか!」

「べつに一発くらい殴られても死なないでしょ」

「死ぬわ!なんだあの握力!」


およそ現実ではお目にかかれないだろう衝撃の光景にわめき立てるシズ。

レインは煩わしげに顔をしかめ、これ見よがしに耳を塞いだ。


色が時と共に置き去りにされ明暗だけが残った世界の中、円形に切り取られた濃緑の空間に立つふたり。


導入としてみせられた少年の絶望に、シズとレインの反応は対照的だった。


「なんだこのゲームヤバすぎだろ……きもいし……なんだあいつ……」

「ゴブリン」

「……ともかく助けねえとココロがやべえ」

「ゲームなのに」

「るせーよ」


いいからいくぞ、とシズはウィンドウを叩き現場に向かっていく。

しれっと承諾された戦闘チュートリアルにレインは面倒そうな表情をしたが、まあいいかとシズに続く。


そうして、色のある空間と色の失せた空間の境目を超える。

世界が動き出す。


「ギィィ」

「ひ、あ、」

「っ―――」


ゴブリンがこれ見よがしに拳を振り上げ、シズがとっさに声をあげようとした瞬間に世界の動きが止まった。


【戦闘チュートリアル1“ヘイト”】

【“ヘイト”とは、敵からの関心を意味する言葉です。】

【敵にとって嫌な行動をするほど大きくなっていき、“ヘイト”が大きいほど優先的に攻撃の標的とされます。】

【今、恐るべき異形系ミストの“ヘイト”は物語の主人公にだけ向けられています。】

【なにかしらの手段によって“ヘイト”を自分の方に向けましょう。】


「―――やめろやオラァ!」

「ギッ?」

「口悪っ」


シズの怒号に、ゴブリンが間抜けな声を上げて振り向く。

ひととき戸惑うようにシズとレインを見たゴブリンは、それからふたりに向き合った。


【“ヘイト”をあなたに向けることに成功しました。】

【このように『大声で挑発する』ことでも“ヘイト”を増大させることができます。】

【他には『攻撃をする』『味方の回復や補助をする』などの行為でも“ヘイト”は大きくなります。】

【味方や物語の主人公に“ヘイト”が向いて危険なときなどは、積極的に“ヘイト”を大きくして注意を引きましょう。】


「グゥギィ……!」


お楽しみを邪魔された怒りからか、いらだたしげに表情をゆがめたゴブリンがふたりの方へと足を踏み出す。


のしのしのし、と地面を踏みしめやってくるゴブリンをキッと勇ましくも睨み付けながらシズが口を開く。


「……で、これどーすんの」

「倒せば?」

「は?っておい距離とんなや!」


振り向けば、しれっと数歩分下がっているレイン。

そんなことより、とレインが突き出す指にはっとして正面を向けば、ゴブリンはもうすぐそこまで来ている。


【戦闘チュートリアル2“回避”】

【基本的に、生身の人間が異形系ミストの攻撃を受けることは致命的です。】

【絶対に回避しましょう。】


「いやおわおおお!?」

「ギィギャァア!」


単に殴りかかってくるだけというゴブリンの攻撃。

とはいえわざわざ脅しかけられてびびっちまっているシズは、それを過剰なまでに飛び退いて避けた。


大きくからぶった拳が鎧の端をかすめ、僅かに歪む。


「!?!?」

「……ちっ」


シズが想像以上の威力に絶句するのを尻目に、拳をからぶったことで体勢の崩れたゴブリンを前にしたレインが面倒くさげに舌を打った。


【戦闘チュートリアル3“攻撃”】

【敵が体勢を崩しました。】

【攻撃のチャンスです。】


「レイン!」

(はよしろ!!)

「はぁ」


切迫感から無駄に強い視線を向ければ、レインは面倒そうに前のめりになったゴブリンの側頭部を蹴り飛ばした。


ごづっ、と突き刺さる足先。

ゴブリンはよろめきはするものの、すぐさま体勢を取り戻す。


「ギィイ!」

「うっそだろおい!」


【見事な攻撃です。】

【しかし見た通り、異形系ミストに生身での攻撃はあまり有効ではありません。】


【戦闘チュートリアル4"能力系ミスト"】

【戦闘を有利に進めるためには自分の持つ"能力系ミスト"を有効活用することが重要です。】

【あなたの“能力系ミスト”は守りに向いています。】

【敵の攻撃から身を守ってみましょう。】

【能力の発動を意識してミスト名を口にすることで発動することができます。】


「っ、『スーパーシールド』ォ!」


自分で考えた能力の名前を口にしなければならないということへの逡巡をぶっちぎり、シズは叫ぶ。

その瞬間動き出した時のなかで、眼前に光が集い盾となる。

身体を丸めれば完全に隠れてしまえそうなほどの大きさの光の盾は、けれど不思議とまばゆさを感じさせずそこに浮かんでいた。


【これがあなたの“能力系ミスト”です。】

【敵の攻撃を防ぎ、攻撃のチャンスをうかがいましょう。】


【基本的な戦闘のチュートリアルは以上です。】

【ここからは自由に戦ってください。】


「おおー!」


歓声を上げ光の盾を見つめるシズ。

一応、能力の詳細によればこの盾は自由な操作が効くはずだった。

早速ゴブリンの方へ向かわせてみようと視線を向ければ、レインがゴブリンの頭に蹴りを入れているところだった。


ドゴッ!

と、ただ蹴っただけとは思えない衝突音。

はじき飛ばされたゴブリンがしたたかに後頭部を打ち付け地面に倒れる。

それに歩み寄ったレインは、その悶える頭を体重を乗せて踏み抜いた。


バギョッ!


砕け散る頭とともに、ゴブリンは光にはじけて消える。

そこにないはずの名残を踏みにじり、それからレインは唖然とするシズに振り向いた。


「なに?別にもう終わったんだからいいでしょ」

「……い、やおま、」


初めての能力やら、残虐すぎる攻撃法やら、なんだかんだと言いたいことがありすぎてかえって口にできない。


そんなシズが言葉を探して口をうごめかせている間にも、なにやら遠くからがやがやと騒がしい声が聞こえてくる。視線を向ければ、なにやら人々が誰かを探しているようで。


「もしかしてあれ捜索隊的な?」

「さあ」

「あー……おぉーい!子供ならここだぞー!」


ぶんぶんと手を振れば、彼らはふたりと少年の元へやってきて。

そうして無事に、追憶は終わりを迎える。


《Tips》

『戦闘チュートリアル』

・致命的なので絶対に避けましょう→攻撃は有効になりにくいです→ミストを使いましょうの流れはミスティストーリアシリーズの定番となっている。今作においてはプレイヤーのミストがいくつかの選択肢で限定されていたこれまでと異なり個々人の能力が別々に用意されているため、能力の方向性によって展開が異なる。レインの場合は、『あなたのミストは攻撃に向いています〜』というふうな展開でした。


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