第4話 天界召喚

「あぁもう。遅いわね。なんで召喚魔法で呼び戻しているのに来ないのよ」


駄女神は嘆いていた。


「多分じゃが魔法の利かない場所におるか。若しくは魔法が利かない何かがおるのか。不思議じゃ」


「あぁもう。直接行くわよ。おっさん」


駄女神一行は冥界へと進んで行った。

「冥界とはいっても広いのよね。そして何もない。すべて真っ暗。」

「ある意味見つけやすいと思うんじゃが」


探すのに苦労していた。

まず何の手篝もない。


まずこの神界には火や水などの神がいると言われているが真実はこの駄女神とおっさん。この二つだけ。

全知全能の神もいないため知覚系の魔法が一切使えない。


ただ人間界には神人という神がいるため人間は多様な魔法を使える。

所詮神界の神は世界の管理をしているだけ。


「あそこになんかあるぞ」


おっさんの目にはクソ段がある階段が見えた。

「あんなもの冥界にあったかしら?でもさすがにあの階段を上るのは」


普段管理だけをしている二人にはきつそうな階段だ。


「まぁ登ってみようじゃないか」


おっさんは登り始めた。


一方そのころ。


「ここどこだ」


スレ違いが起きたようだ。

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