22日目 お題:ミステリー要素

謎を提示して解きましょう。

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354055192757016/episodes/1177354055464264915


謎。

何かがなくなった、暗号、自然現象。オカルトが本当は自然現象だった


ナチュラルボーンキラー

凶器がなくなってるが、実は骨で体の中で木っ端みじんになってるために見つからなかった。骨の銃弾とか。頸椎に一発。


主人公のもとに事件が舞い込む。

猟師が銃で撃たれて死亡、体組織はばらばらで骨も体内に散らばっている。しかし銃弾が見つからなかった。写真を見て、近距離からの発砲ではない、背中から撃たれている、室内での犯行、見ず知らずのものの犯行ではなさそう。

容疑者はともに猟を行っていた別の猟師。

主人公は取り調べを行う。

容疑者は、めちゃくちゃ血の気が多くて、猟師の仕事をすることでうまいこと抑えていたらしい。同時に、相方の殺害に関してもいまいち乗り気ではなく、むしろ相方大好き人間。主人公は、犯人はこの容疑者で間違いないとしつつも、銃弾の行方と容疑者の動機をきっちりと洗わないといけない。


中年刑事が昔の事件の記録を見てる。未解決の殺人事件。そのあらましを、新人に伝える。

・事件の状況

被害者は喉を背後から撃たれて即死。首が半分えぐれていたが、猟銃だったらこの状況はあり得ない。頸椎が完全に粉々になっていた。しかも銃弾が見つからないしやけどの跡もない。それなりに遠くから撃たれた。

・被害者

珍しい女性の猟師。もともと血の気が多くてナチュラルボーンキラーを自称してたとかなんとか。だが猟銃の免許に関してはきっちりしていて、猟の腕もよかったらしい。

・容疑者

被害者とともに猟師をやっていた。こちらも銃の扱いには問題なし。被害者のパートナーで、体にあざのようなものがあった。取り調べでは被害者を心から愛していると告げて、殺意は認められず。

・捜査状況

現場は冬の山小屋。二人が住んでいて、獲物の骨で小物を作っていた。猟銃に関しては薬きょうの数が購入していた分とあっていて、被害者を打った銃弾がマジで行方不明。

結局、動機も凶器も証拠不十分で立件まで持っていけなかった。

新人「こんなこと言うのもあれですけど、猟師が猟師を殺したってならなくてよかったんじゃないですか。そうなったら、猟師の立場なんてますます悪くなって今頃熊も暴れ放題ですし。俺たちも拳銃取り上げだったかもしれないですし」刑事「最近の若者はリアリストすぎるな」「そこまでの余裕がないんですよ」「とはいっても、どうして警察の本分と逆方向に現実を見るんだよ」「同期にも割といるんですよ、そういうリアリストが。何かあったときに武力を持ってたほうがいいだろって言ってるやつとか、警察の格好してればまず日常で困ることはないだろ、とか。もちろん、警察は何があってもなくならないし体力的にもちょうどいい、っていうリアリストもいるけど」「リアリストばかりか」「変なリアリストは普通のリアリストの中に隠れているとちょうどいいんです。木を隠すには森の中ってね」「木を隠すには森のなか……あ」刑事、事件のトリックに気が付いて、翌日、容疑者のもとを訪ねる。

刑事、いい感じのマダムになっていた容疑者と出会い、喫茶店で一服。会話をしてトリックを話す。だが動機が見つからない。動機を教えてほしい、とねだるものの、わたしたちのプライベートはお答えできません、と却下されてエンド。



なんだかんだで、殺人事件を扱ったミステリーに行き着いた。

と言っても色々な処理が厄介なので、世界観を限定するべく昔の事件、刑事が個人的なリベンジとして推理を披露する、という形式に。動機も、5日目に書いたものと似たような処理を行い、とにかく軽量化。

とはいえ、ちゃんとミステリーになっているのかどうかが不安。これはさすがに誰かに読んでいただかないと自分では気が届き切らない。

推理もの、大変ですね。

収穫は、プロットがしっかりしている範囲であればとりあえず初稿を早く進められるのが分かったことです。

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