No.6 白魔真冬

【名前】白魔はくま 真冬まふゆ


【立場】MDC社員


【外見】

 雪のように白い髪を、腰までの緩い三つ編み二本にしている。瞳は薄紅色で、たれ目がち。肌は透明感のある白。人間離れした美貌に、常に虚ろな無表情を浮かべている。黒のシンプルな長袖ワンピースに、黒のストッキングと革靴。


【性格】

 感情が非常に薄く、物事を機械的に判断する。仕事において一切の情を挟まず、ただ淡々と命じられたタスクをこなす。心を許した仲間といる時だけは、笑ったり冗談を言ったり、多少は感情を見せるようだ。


【経歴】

 彼女は人間ではない。とある研究所が製造した三人の人間兵器『雪月花』のうちの一人、『雪』が彼女の正体である。何人もの遺伝子を継ぎ接ぎし、人間離れした身体能力だけでなく、複数の天賦ギフトを扱えるようになっている。アナザーアースにはびこる地下組織で、感情を凍りつかせたまま利用されて生きてきたが、マチュア・デストロイド・カンパニーの手により救出される。その後はマチュア・デストロイド・カンパニーの最終兵器として、他の社員では手に負えないような荒事を担当している。


天賦ギフト

 彼女には三つの天賦ギフトが備わっている。

 一つ目は『状態変化』。対象物を指さすことで、生物以外のあらゆるものを固体・液体・気体に自在に変化させる。発動には「タメ時間」があり、規模に応じて増減する。「タメ時間」の間は身体は動くが、天賦ギフトを使用することはできない。

 二つ目は『聖人の袋』。指を円周状に回すことで、空間と空間をつなげることができる。物体を自在に取り出したり、人間やその他の生物を転送したりできる。

 三つ目は『大祓』。胸の前で印を切ることで幣を召喚し、それを用いて対象に触れることで、あらゆる特殊能力を破壊することができる。対象は物でも人でも、ひいては神でも効果を発揮する。24時間に1回しか使えないという制約がある。


【戦闘方法】

 人間離れした身体能力による肉弾戦のほか、『状態変化』の天賦ギフトを活用し、空気を凍りつかせて相手の動きを止めたり、武器を液体や気体に変化させて戦闘能力を奪ったり、地面を液状化させて動きにくくしたりする。『聖人の袋』を用いて武器を取り出し、それを用いて戦う局面もある(但し、使いこなせるとは限らない)。『大祓』はタメ時間が非常に長いため、ここぞというときにしか使わない。


【台詞イメージ】

「私は……白魔真冬……」

「学校? 行ってない……私は、戦いしか知らない……」

「私が来たからには……お前の命は、ない」

「――祓いたまえ、清めたまえ――『大祓』」

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