第14話 もう、明日なんだよ

 今回は、中学過去編まえのおはなしをしようと思っていたんだ。美亜みあちゃんの爆弾発言をね。



 で、その美亜ちゃんが、現在、わたしの目の前で、頭を抱えている。今更な気もするけど、まぁ、仕方ない。諦めなよ……って言ったら、ぐにっと頬をつねられた。


「痛いよぉ〜。そんなことより、あとはご飯食べてからにしようよ〜」

「テスト、もう、明日なんだよ」

「だからって、一夜漬けをうちでやることないだろ? なんだよ、その用意周到さは?」


 わたしが、美亜ちゃんが学校から抱えてきた鞄を指差す。その中から出てきたのは、パジャマとか、化粧道具とか……。最初から泊まるつもりじゃねぇか。

 


 これは、わたしと親友みあちゃんと、そのほか、少ない友だちを巻き込んだ、掛け合い語録。


 捻りもオチもないけど、彼女みあちゃんがいなかったら、今のわたしはいなかったと思うし……。



 ここまでが昨日のお話。


「うち、朝、早いよ。だいじょうぶ?」


 ということで、学年末のテストが始まる……。

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