第11話 そこを勘違いすんな
前回のお話……。
わたしの事情を、プライバシーを守る必要があるな、とかなんとか言いながら、
その後、美亜ちゃん
最後には、美亜ちゃんのお母さんまで、鼻をぐすぐすさせてたよ。
と、この時のお話は、また改めて……。
今回は、この騒動があり、夏休みも終わり、二学期の中間テストの前のお話。
美亜ちゃんが、わたしの
「授業聞いてりゃ、なんとかなるって」
わたしのイヤそうな雰囲気を察したのだろう。美亜ちゃんが頬を膨らませている。
仕方ないだろ? だって、わたし、自分の
「この間、
「ちょっと待て! あれは行ったじゃない。連れ去られたんだ! そこを勘違いすんな」
「お母さんが、また連れて来いって言ってた。今度は泊まりにおいでって」
「迷惑以外の何物でもないからイヤだよ」
「そうだ! 明日は祝日だから、今日はわたしが泊まりに行く!」
「それこそ、迷惑だよ」
「いいから、いいから」
う〜ん、なにを言っても勝てない気がしてきた。
これは、わたしと
捻りもオチもないけど、
次回も、
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