冷たい頬



翌週からは、普段と変わらぬ日常が戻ってきた。

ただ、そこにはねねがいて、さくらさんのフォローがあって成り立つ「普段」。

ふたりに感謝を惜しまず、勤勉に職務に励む。

ラジオの投稿やコメントにも、ねねを「娘ちゃん」と呼び気遣うリスナーが出現したくらい。時々今何してるのか、どんな過ごし方してるのかを問われては淡々と答える程度。昨日はベース鳴らしてみましたーとか、最近のアニメは話をキチンと作ってて感心した、みたいな。あと、読み聞かせを始めた話をしたら、思いの外反響があった。娘ちゃんがシンデレラを知らなかったので〜と冒頭で話したからだろうか、ママリスナーの方々から「毎日読んであげてほしい」「このサイトに古典のおとぎ話まとめてあります」「動画もありますよ!」などなど、嬉しい援護が沢山やってくる。中には「むしろ路傍さんが朗読するコーナー作って」なんてのも。田児さんがガチで企画検討しようか?なんて言い始めるし。でも、ねねの一件から都内で孤立しているママさん達の実情が徐々に可視化出来るようになって、中には切実なお悩みも投稿されてるのが気がかりだ。


「産まれたばかりの息子が泣き止まない」

「子どもも自分もお籠り生活でストレスMAX」

「ずっと二歳の娘が熱っぽいけど遠隔診察しか出来ないしお薬も同じ処方で不安」

「配給品の好き嫌いが激しすぎて子どもが何も食べてくれない」等々。

勿論、リスナーは親御さんだけではない。

多様な家庭、様々な家族構成の中には個々人で抱えるしかない深刻な問題もあるのだろう。

だが、曲がりなりにも幼児の保護者となってしまった手前、何か出来ないもんかなと漠然と考えるようになった。


『割と真面目に、配信サイトに朗読動画アップしたら?(絶対ウケるし)』

そんなある日のリモート会議。

ふと率直な意見を求めた田児さんの返答がこちらだ。

口ぶりも茶化すというより、ディレクターの立場からの意見に聞こえる。

なら、やってみるのもアリかも知れない。


「どうだろ、一応区役所に企画を問い合わせてからにしようか」

昨今は公共機関以外の動画配信に厳しい。

特に個人アカウントの配信は目の敵にされ、差し障りが無さそうな「やってみた」系動画でさえ通報一回で即アカウント凍結、虚偽の悪質な通報を公式が真に受けて罰金さえ食らうケースもあるとか。そうした背景がある為立場上公共機関に一度お伺いを立てておくのは普通かつ無難な判断であった。


『なら、こっちからしとくよ。路傍ちゃん、担当者の氏名と電話わかる?』

「メールアドレスも交換したから投げとくよ」

『オッケー。いい宣伝になるし、ママさんリスナー更に増えるかもだね(別番組で親子向けチャンネルにガチめの悩み極まったメール来てるんだよなー、ガス抜き増やさないとまずそう)』

へーそうなんだー、と思いつつスルーする。こういう込み入った内容には立ち入らない。仕事をいたずらに増やしても私は一人しかいない。キャパ以上の仕事は出来ないのだから、お節介は出来る範囲でと決めている。

でないと、巡り巡って自分の身近な人に迷惑かけてしまうから。

善意は己の許容範囲内、これ重要。


「事務所には私から社長に電話しとこうか」

『お願いして良い?(杏子きょうこさん、お気に入り以外には塩だから緊張すんだよな〜)』

「了解です、断り入れときますね」

『よろ!(助かる!)』

田児さんとの会議を済ませると、ねねはリモート保育の休憩時間中。

さくらさんに見守られながらお絵描きの続きに熱中している。


「ねねちゃん、何描いてるの」

ん?とねねは顔を起こすとスケッチブックごとこちらに力作を掲げて見せた。

「うさちゃん!」

画用紙には、画面いっぱいに書かれた青いクレヨン線のうさちゃんと、ねねらしき少女の絵。隙間という隙間に赤青黄色ピンクのグルグルお花が描き込まれた超大作である。

「賑やかで楽しいね。上手に描けてます」

「ホント!?(やったー!)」

画用紙の端をギュッと握って、ねねは会心の笑顔を見せた。つられてこちらも口角が上がる。


「あっ」

「どうしました?」

「ロボちゃんとさくらちゃん、かきわすれちゃった」


真顔に戻るねねから、強い恐怖の思念を感じる。

強く身に覚えがある感情。

ウッカリ、怯え、こわい、まちがえた。

全身が凍るような錯覚の共振が心に響いて確信する。……怯えている。

大丈夫ですよ!と即座にフォローを入れる。


「今日はうさちゃんがしっかり描けたでしょう?なら、花丸100点満点じゃないですか」

咄嗟に頭上へ両手をかざし、丸を作ってみせる。

「いいの?」と言いつつ、つられてねねもスケッチブックを置くと頭上に丸のジェスチャーを真似る。


「そう、いいんです。私やさくらさんは、また今度よろしくお願いします」

「そうなんだ(いいんだって)」

傍らのソファでは、うさちゃんが(いいのよー)と寛ぎスタイルで囁くのが聞こえた。


「ええ、ですから全然、全く、何も問題ありません」

「そっかー(よかった)」

念押しにダメ押しで、ねねもようやく安堵したようだ。こちらも胸を撫で下ろす。

「さ、午後の授業が始まる前に、お水飲んでおきましょうね。喉乾いたでしょ?」

ねねの小さなメラミンカップに浄水を注ぎ手渡すと、安心してごくごく飲む様にこちらもホッと一息つく。

「おトイレは大丈夫?」

「いってくる!」

ずっと集中しっぱなしで忘れていたのか、慌てて奥へと駆けて行く背中を見送りつつ、先程のねねから伝播してきた感情を反芻する。


あれは、学習した恐怖だ。

こうしたら怒られる、これが無ければ怒られる。

しかも、瞬時に出てくるという事は保護者から何度も繰り返され反復学習していた感覚と思える。

以上の観点から得られた考察と知見を霧香コロスノート(心の中の閻魔帳)に追記しながらねねを気の毒に思う。

が、一方でいつまでも彼女の面倒を見ては居られない自分の立場を思い出す。

誰か適当な人物は、と考えふと思い出す。


現事務所社長、そして霧香の伯母にあたる存在。

西園寺杏子。

霧香と杏子社長が犬猿の仲だった故に思考が結びつかなかったが、彼女はどうなんだろう。

やはり霧香の娘、という時点でアウトだろうか。

いや、儚い縁しかない自分の元へ来た時点でもう既にダメだったのだろうと、自分も敢えて外していたのでは?と自戒する。

田児さんの思考通り、杏子社長は人の好き嫌いがハッキリしている。しかも怒らせれば相手を徹底的に気が済むまでやり込める。西園寺一族の女性は喧嘩上等の強気毒舌一族かよとなるくらいだが、杏子社長は経営者らしい視点と理性がある分打算も妥協も出来る人だ。イコール損得が見える分、感情一辺倒にならないから利害がある話なら聞いてもらえる。

実業家で裕福だし、霧香と(霊的にも含めて)完全に縁切り出来るなら交渉の余地はあるか?


『(ダメだと思うけどー?)』

アッハイ、と心の中でうさちゃんに肩を竦める。


訳知り顔なようだが、何があったかは聞くまい。

むしろ人伝では感覚が掴めない。

西園寺家の実情と身内周辺の諍いが今どうなってるのか確認だけはしておくべきだろう。

心の底から首突っ込みたくないけど。

つーか担当職員の反応からお察しだけどもさ!

いつ何が起こるかわからんご時世だし、既に役所からの連絡も断っている可能性が高いが現状のすり合わせだけでもしておきたい。

ねねの為、身寄りのない児童の保護者となり得る相手とは接触しておこう。

少なくとも、ねねはまだ霧香のように捻くれていない。素直なまま、安心して生活出来るようにしてやりたいと思うのはごく自然な願いだと、私は思うのだ。



ねねはお昼寝の時間に入り、さくらさんに様子見をお願いし自室に戻ると、スマホを取り出し電話をかけた。


『もしもし(来たわね)』

ほぼワンコールでの着信。相手もお待ちかねだったようだ。


「ご無沙汰しています、社長」

『前置きはいいわ。聞きたい事があるんでしょ』

お言葉に甘え、早速本題に切り出す。


「ねねの事なんですが」

『分かってる。私が引き取るのが一番丸いんでしょうけど』

ふぅ、と深い溜め息が聞こえた。


『生理的に無理なのよ』

「生理的に、とは」

ねねに不潔な印象はなく、むしろ行儀良く振る舞える子だと思うのだが。


『大人しい子だと、区役所の職員も力説してたわ。でもやっぱり無理ね。男の子ならともかく女児はあの女の娘というだけで無理なのよ(汚物の娘はいずれ汚物にしかならないでしょうし。アバズレ養う金は無いのよ)』


うわキツ。

……まあ、俺たち事務所所属のアーティストなんかより、それこそ十年単位で霧香の素行で不利益や不愉快を被ってきただろう社長には強く言えない。何しろいつかの週刊誌の記事によれば、霧香は小学生時代から同級生の私物を盗む、恫喝し掠めとる、そのくせ異性にモテるからと女王様気取りでブサ男子を下僕化、挙句気に入らない女子を何人もイジメ抜いて転校や不登校にさせたとか。それを中高大学のサークルでまで続けていたというのだから恐れ入るし多分実際にやってたんだろうな、とは想像に難くない。

前事務所社長……杏子社長の弟であり霧香の父親であった気弱な中年男性の困り顔を思い出す。

丸顔で丸鼻でお人好しが滲み出る、人としては凡庸ながらいい人だった。いい人、ってだけだったが。そんないい歳したオッサンは娘を御する事さえ出来ず、度々青い顔して霧香を呼んでくれと秘書へ投げやりに指示する姿や、ソファで溜め息をついていた暗い姿ばかりが思い出される。


前社長といい、杏子社長といい、霧香に長年関わった人達は皆彼女の話題を振ると不機嫌になるか疲れきった表情を浮かべる。

皆が、西園寺霧香の悪行に慣れ切ってしまっている。あいつはもう、どうしようもないと。

だから、縁結びになりかねない「娘」を忌避するのを責める事も躊躇われる。いや出来ない。


杏子社長は、独立前はザイオンプロの専務だった。

アイリスのイザコザ時代末期に杏子社長が独立するからと声をかけてもらい、こうして今でもアーティストの端くれとして活動出来ている。窮地で受けた恩義もある相手に、不義理を通す訳にもいくまい。


「……分かりました。では、もうしばらくはこちらでお預かりさせていただきます。ただ、次の預け先が必要になった際にはお力添えを」

『勿論よ、ありがとう(気の毒。彼は貴重な金の卵だから、出来れば子守りなんかより創作活動に専念してほしいくらいなのに。……つくづくあの汚物はロクな事しないわね。ゴキブリみたい)』


うわ怖。

特に汚物のくだり、霊言の冷淡さが際立って背筋が寒い。殺意の波動を感じる。


「すみません、それともう一つ」

『何かしら』

「ラジオ番組のディレクターから、絵本の読み聞かせを動画配信する案が出ています。当面は無料配信でと考えていますが、良いでしょうか」

『都市封鎖中ですものね、お母さん方のガス抜きにいいんじゃない?良いボランティアだと思うわ(路傍君、いい声してるし滑舌も悪くないから反響があれば有料版にも繋がるかも。無料配信は良い宣伝にもなりそうね)』

……杏子社長、相変わらず俺を買いかぶりすぎ。

まあいいけど。信頼されてる内は契約を切られないだろうし、ひとまずねねの為に出来る布石は一つ打てた。


『読み聞かせの動画は自宅撮影するの?自撮り映像込?音声のみ?必要なものはある?仕事の話ならいくらでも聞くわ』

「ありがとうございます。まだ企画段階ですので、まずは詳細を詰めてからディレクターの田児さんより改めて連絡してもらおうかと」

『まだ初期段階なのね?了解(じゃんじゃんやってよし)』

その潔さや良し。それでは、と通話を切ろうとした直前。


『バーバー!ババァー!バーバーァー!!』

『はーい!!ちょっと待って!(鬱陶しい!)』

かなり感情的な幼児の声。

それを聞いて反射的に苛立つ社長の心の声で大体を察する。


なるほど、もう既に一人幼児がいるから。

しかも随分難儀をしているらしい、経営者の声がたちまちくたびれた壮年女性の声に変わる様を聞いた。……これは、自慢の一人息子の子どもか?霧香とは従兄弟同士で、こちらも再婚してすぐ別れたはずだからあいつの子ではなさそうだし。(つまり霧香はバツ2)とするとねねとは、はとこ?又従兄弟になる?そこら辺よくわからんな。どちらにせよ、ねねよりも小さい子の癇癪に聞こえた。にしても、あの海外有名大卒の高学歴エリート従兄弟殿(鼻持ちならないクソボンボン三世陛下様)が既に別の女性と再婚したなんて話、聞いてないんだが。身内で内々に済ましたにせよ御祝儀を包んだ覚えも無い。後々の事務所跡取りだから、所属アーティストに一報も無しは違和感がある。それこそ霧香の影を払拭すべく豪勢な披露宴なり喧伝なりしそうなものなのに、妙な事だ。

まあ、上司一族は富裕層で元華族のやんごとないセレブ。上流階級の流儀はよくわからんし首突っ込む話でもない。が、引き取り拒否の理由もわかった。実の孫の世話で手を焼いているなら、分からなくもないか。


諦め半分で通話を切ると、どっと疲れが出てベッドに腰を下ろす。


ねねと自分は、これからどうなるのだろう。

いずれDNA鑑定せねばならないのだろうか。


……気鬱だ。

四年前、事件当日から病室で覚醒するまでの間、周囲にどれほど迷惑をかけたかを思い出すだに背筋が凍る。シェリー……志絵里ちゃんに会わなければ、きっとこうして芸能界に戻る道すら考えなかった。彼女と自分の家族には感謝しかない。それを踏まえた上で、ねねとの関係もハッキリさせるべき、なのだろうが。


もし、ねねと親子関係が確定したら?

引き取るのは別にいい。やぶさかではない。

……その時には、志絵里ちゃんともお別れになりそうだけど。女子高生が、十歳年上だけならまだしもコブ付きにまでなったら嫌がるだろうし。彼女の幸せを考えるなら、離別が妥当だろう。その上で、この家はそっくりプレゼントしよう。彼女に実家は無いも同然だし、あんな家に返せない。十八になるまで名目上の保護者役を請け負いさえすれば問題無い筈。他の問題点は?


「ロボちゃんとママはどうしてパパとママになったの?」

こう訊かれた時、なんて答えたらいい?

もし、もしもだ。まだ確定してもいない可能性の話でそこまで悩むとかバカげてるなんて思わないでほしい。

実際、身に覚えは無いのだ。

だが、覚えてないだけ、という可能性が消せない。

ねねの年齢的にも、他の父親候補がいないそぶりなクソ女のメール文面からも。


さくらさんの存在に動じなかった点。むしろ彼女に気配を気づかせなかった点も引っかかっていた。彼女は長年ウチの神社に奉公してくださる敏腕神使だ。そんな彼女が身内以外の気配を読み違えるか?変化の術をまとう間、狐や狸は気を張っており決して勘づかれないよう振る舞うものだ。


……私と同じ霊力の波長だから、気づかなかったとしたら?

身内の霊波は似かよるものだ。

何より、うさちゃんの存在。

付喪神を連れた幼女だなんて都合が良すぎる。


昔の私じゃあるまいし。

でも。そうしたら。

同じ体質とするなら。


全て、カチリと当てはまるのだ。


…。

……。

………。


やめた。考えるのやめた。

事が差し迫ってから考える。

今はまだ可能性でしかない。

些末な悩みで一喜一憂するより、今できる事に注力しよう。

うん、そうしよ。

そうと決めたら楽になって、力一杯力を抜いてポスンとベッドに寝転がる。

そのままウトウト昼寝に入ろうかとした刹那、チロン♪とスマホから通知音が。


『子育て育成課、様からメールです』

壁からアレックスの声も。

時計表示を見れば四時過ぎ、リモート保育も終わった直後か。

スマホを開くと、そこには意外なメールが。


『お世話になります、担当保育士の犬井です。来週の外出緩和デーはご利用されますでしょうか?外出の有無によりまして、リモート保育の内容を変更致しますので、早目にご返信頂けたら幸いです』


あーね、と膝を打つ。

外出緩和デーの存在を忘れてた。

ていうか、実の親ではない私に任せていいのか区役所?

外出ヤバくね?ウィルス対策万全とは聞いてないが?幼児外出大丈夫なの?

様々な疑問と不安が脳裏をめぐり巡る。

途端、責任の重たさを再確認しズーンと身体が重くなる錯覚で気持ちが沈む。


悩ましい事ばかり増える。

私は気ままに過ごしたいだけなんだがなぁ、と嘆息しながら階下に降りると、階段の一番下でねねがうさちゃんをしっかり抱っこして待ち構えていた。


「どうしました?ねねちゃん」

「ロボちゃん、お出かけするの?」

「お出か……ああ、外出緩和デーですか?」

「するの?(したい!ロボちゃんとおでかけ!おしゃんぽする!)」


あーね。まあね。もうバッチリ聞こえましたね今。

……これ、無慈悲に断る選択肢とかある?


『(無いに決まってるでしょ)』

うさちゃんさんからトドメの金言頂きました。

ですよねー。

仕方ない、日陰好きな人間だがたまには己も虫干しせねば。


「まだまだお外暑いですが、大丈夫ですか?行くなら、しっかり準備していきましょうね」

「いくの!?」

「そのつもりです」

途端、パァァッとまさしく天から光が差し込みその場全体が光り輝かんばかりの眩い笑顔がねねに浮かび、その場でシタタタッと足踏みしクルクル回って喜ぶ。そんなに喜んじゃうか。可愛いな幼児。


『(そうよ?ねねは宇宙一可愛いんだから)』

ですよねー!

うさちゃんも太鼓判の宇宙一可愛い幼児のエスコートなんて恐悦至極だ。

何を準備するかは元より、何着ていこうかなぁーなんて、まるで普通の外出みたいに着ていく服の心配をしているだけで幸せな気分になるのは、きっと気のせいじゃないと思うから。

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