2021-01-02
器量、才覚、価値観。骨の髄まで全部妬ましい。
君達の様な価値観で、君達の様な器量で、世の中を渡って往けたらと、
思わない日は無い。
許せない事ばかりだ。
人間の一挙手一投足に、色眼鏡が外せなく成ってしまった。
俺は君達が許せない。
同時に己も許せない。
人間は、驚く程利己的だ。
自尊心向上活動の数々を見れば、火を見るよりなんとやら。
俺もその例に漏れず、死なないまま生きている。
よく、死にたく無いと思う。
よく、死にたいと思う。
死ぬ事すらできない雑魚だから、こんな負け犬に成り下がってしまった。
価値観を、誰かに理解されたいと思う。
その癖、斜に構えたりして、人を寄せ付けんとする。
矛盾だらけだ。
寂しいと思う。
人間になんて要らないと思う。
強く生きたいと思う。
どの人間よりも弱い負け犬だと思う。
大切な人が居る。
人間は嫌いだ。
人間は悪意の生き物だ。
人間の善意に絆される。
独りであることや未熟であることは、人間の、そして二十歳の原点だ。
死んだあの人が云うんだから、説得力が有る。
だが、その未熟さとは、その孤独と云うのは、
時に、どうしようも無く、苦しいと思う。
その状況から、逃れたいと思う。
俺は、貴方達の様に、突き詰めて生きたい。
貴方達と違って、人間に依らない美しさを見つけたい。
人間とは、不確定だ。
必ず衝突する。
いいことがあれば、それを口実に嫌なことに目を瞑らなければならない。
ああ、そんなことを気にせず、
人間を愛し、人間に愛される様であれば、生きやすかったのだろうか。
こんな心境の吐露を、あまつさえ、
誰かに知って欲しいと思って仕舞うから、もうどうしようもなく人間だ。
そうでなければ、こんなところに書いたりはしない。
この状況を、心境を、只の人間の通る道として形骸化されたくない。
この世の全部は主観なんだから、君達の感覚で定義付けられたくは無い。
一生満たされないとして、この先をどう生きて、どう死のうか。
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