2021-01-01

2020年も終わり、とうとう2021年になって仕舞った。

去年一年間で俺が変わったことは、

そこの無い悩みがあると云うことを知ったくらいか。


今だって、家に居ることが苦しくて、外に出て来ている。

他人の出す音が、どうしても気になって仕舞うからだ。

これは、どうも近年話題のHSPという性質と一致している。

HSPで他人の出す物音が気になる人間の心境を書いた記事が、

俺の考えていることとそっくりだったことがそう考えた理由だ。


だが、自称HSPに対する風当たりはめっぽう強いし、

俺がHSPである根拠などどこにも無いため、対外的にこのことは打ち明けられない。

きっと、俺よりも何千倍も悩んでいる人間がいくらでもいるのだろう。

そして、俺は只の幸せ者だと揶揄されるに違いない。

だから、このことはこの日記までに留めておくことにする。

何か有った時に、誰かがこれを見て俺を哀れんでくれれば良い。


物音とは、恐ろしいものだ。

人間の出す物音は、特に耐えられない。

必要以上に物音に驚き、次に来る音が怖いという意識で頭がいっぱいになる。

人間は、意外と時間に関わらず動いている。

そして彼等は、物音など全く気にならない。

こちらが音を立てないようお願いしたとしても、

彼等は立てている認識すらないのだから、改善する訳が無い。


そうであれば、我慢をすれば良いのか。

我慢にも限界が有り、それを超えてしまうことは俺自身創造に難くない。

我慢している側は、積もり積もったストレッサーを鮮明に覚えているだろう。

だが、相手はどうだ。

迷惑を掛けている意識など皆無なわけだから、

いきなり切れてかかってきた気狂いだとしか看做されないだろう。

つまり、我慢した側が悪いということになりかねないのだ。

これは、とても悲しいことだ。


ここまでくると、物音なんて気になる方が悪いと言われている気がしてくる。

つまり、HSPなんぞに成ったお前が悪いと云うことだ。


HSPというのは生き辛い。

外の世界で気になる・傷付くことは大量にある。(どの人間にも言えることだが)

自分のテリトリーとなる家にさえ、とても大きな悩みがあるのだ。

他人の物音を回避する最良の方法は、一軒家に住むことだと思う。

だが、それを達成するには多額の金が要る。

非HSPの人間と比べて、あまりに大きいハンディキャップだ。

自分の性質を呪わない日は無い。

こんなに物音に支配されなければ、他にやれることは沢山ある。

高い家賃を払っても、集合住宅に住む限りは音の悩みから解放されることは無い。


マイノリティは、マジョリティには敵わない。

マイノリティへの僅かな理解は、勘違い野郎にかっ攫われる。

一生生き辛い。

生きるほど、俺は社会不適合だと判る。

理解が欲しいとは言わない。

人間の居ない場所に行きたい。

君達が辛いことは、程度は分からないが知ってはいる。


だから、俺も少しくらいは、辛いと言って許されるだろうか。

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