俺だって、ただの人間のひとりに過ぎないことが分かるのが辛い。

たまに、人間との触れ合いに楽しさを感じてしまうことが悲しい。

たまに、利己的にならなければやり切れない程の不安定がくることが歯痒い。

たまに、若いうちに羽目を外しておけばよかったと後悔することが恐ろしい。

たまに、幸せになりたいと思うことが下賤だ。

いつも、他人の目が気になることが煩わしい。

いつも、好きになったものに傾倒してしまうことが苦しい。

いつも、生きて居たいと思ってしまうことが恥ずかしい。

誰も居ない場所で、人間に依らない美しさを探したい。

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