2021/01/04-深夜
見えないところから投げられた石が
弱々しい老犬の脇腹に深くめりこむ
近くに行けば殴れる程に弱々しい犬
だけど誰も殴ることは出来なかった
耳を塞いで目を閉じて遥か遠くから
仕方がないと誰かがつぶやいている
理性と道徳は無知と残虐さに寛容だ
僕達は屠殺場の中を見ようとしない
遠い場所の暖かい日常に手を合わせ
感謝を示して犠牲者の死体を食べる
僕はこの文を暖かい布団の中で書く
トンネルで眠る浮浪者達を無視して
明日もきっと素晴らしい一日になる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます