第35話

「レイン君はこうも四大魔族の力を…」


「し、知らなかったのです!!」

ディアモンド様が呆れているのもわかるがそれは私の所為ではない


「話を戻しますが、レイン様が使われたものはハデスの簡易版であると思われます。ですので、いくつか制約があります。一つは、蘇生するタイミングです。早ければ早いほどきちんと元に戻りますが、レイン様の場合は死後1日が限界でしょう。」




「1日以上経つとどうなるの?」



「蘇生はおろか、レイン様の身体が消滅します。」



「なっ!?」



「さらに付け加えるならば、魔力行使でレイン様の魔力が底をついた場合も同じ事が言えます」


魔力切れ=死か


「因みに、蘇生の後魔力はどの程度残っていたの?」



「およそ2割です。なのでこれからは私がレイン様の魔力管理を行います。」



頼りになる助手いや使い魔のノワールだ



「もう一つの制約は蘇生にかかわらず闇属性の魔法を使用した際に起きることです。破壊神様が切り取った物を除いた封じ込めた記憶の解放です。それはもうレイン様も知っていると思いますが」



「えぇ、そうね」

「一体何の記憶だったんだ?」



「秘密よ」


話しても信じてもらえないかもしれないし


それにあれは私の記憶じゃない


ソフィア様に今回だけは助けてもらったのかな?





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