第24話
ハァハァ…
ここは…城の中…?
レインったら原理をほぼ無視してどうやって…
いや今はそんなことはどうでもいい
ボロボロの体で外に出た私は自分のご主人様を探した
ご主人様がいると思われる部屋までは幸いといったところかそこまで遠くなく
駆け足で転がり込むことができた
「…カミーユ!?一体どうして…レインはどうした!?」
ボロボロの姿で相当驚かせてしまったが最後の力を振り絞って状況を説明した
「ご主人様…あいつが…ソフィア様を殺したあの女が、部屋に…レインを早く助けて」
レインが今足止めをしていると説明する前に私は力尽きた
「…なんだと!?」
「…行きなさいディアモンド。彼女の保護が今は最優先事項だ」
「承知しました」
一番近い部屋はこの部屋を出て5分くらいだ
カミーユが部屋の扉を開けた形跡はない…だとすれば扉を作ったのは恐らくレイン自身
そしてその扉もカミーユを逃がした後すぐ閉じたのだろう
「ソフィアを殺したあの女が来たのならレインはこの程度では済まない。」
万が一怪我をしていて処置が必要だったら…
レインに教わった医学でどれくらいできるか
「…無事でいてくれ」
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