第18話
それからというもの、ディアモンドに魔法を習うが闇属性の魔法のみ私には顕現しなかった
「むむっ」
「闇属性が使えない事は気にやむ事はない。むしろ適正があったとしても全て上手く使える人間はいない」
「そういうものかなぁ?」
もしかしたら闇魔法だけは別枠の括りになるのかも知れない
「奴がよんでいるな、しばらく留守にする。私以外はこの扉を開けてこれないと思うが、誰か入ってきたら奥の部屋に隠れなさいカミーユ。レインを頼んだ」
「行ってらっしゃいませディアモンド様」
「お帰りをお待ちしております」
二人に見送られ外へ出た
「さて…準備は整ったのか?」
「あぁ、その前に確認のために聞くが本当にソフィアの記憶はないんだな?」
「あ、あぁ彼女はソフィアに似ているだけだと思うが…」
「そうか…」
「まだ気にしているのですか?父親がそんな顔して彼女が悲しむぞ」
「それは…君も同じだろう。彼女は君にとっても…」
「…もう済んだことだ。それにソフィアだったとしても少し幼い気がするが」
「…最近北帝国付近の森で死傷者が多数出ている、偶然君たちが駆け付けなければあの騎士も死んでいたそうだ」
「魔王の動きが活発化していると…?」
「いつこの国に侵入してくるかわからない、魔王や魔族に憑りつかれたものたちを戻す方法が今のところない…それらをどうするのかは彼女にはまだ話していないんだろう?」
「あぁきっと悲しむからな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます