第16話
「闇魔法の掛かってる物に迂闊に触ることは自殺行為だ」
えっ!?私普通に触っていましたけど…
「だから本来ならあの場面で最初にやることは闇を祓うことだ。君は普通に触っていたが普通の人間だったらあれで死んでいたかもしれない」
「…以後迂闊な行為をしないように努力します」
「話が逸れてしまったが、君が行うべき修行は光属性で祓う練習だな」
確かディアモンド様も光属性を持っていてそれを使っていた…
彼は一体どんな風にやっていた?
「…祓うってこうですか?」
「…!?一体どうやって」
「ディアモンド様が使っているのをまねしただけですが…?もしかして違いました?」
「いや完璧どころか私のよりも強力だ」
「それでですね。光魔法は見ていたから何となく使い方がわかるのですが、闇魔法がどうやって出せるのかわからないですが」
「残念だが闇魔法の使い方は私にもわからない。闇属性持ちがそもそも少ないのでな」
ここで一つの疑問が生まれた
今は破壊神の方が力が強いはずなのに一体なぜ
「で、でも」
「…レインが考えていることもわかる。闇属性持ちは例外なく魔王に連れ攫われている」
「…何の目的があってそんなことを?」
「次の魔王にするためだ」
「…!?」
「魔王が生まれる条件が3つある。魔王の肉体が滅んだ状態であること。その傍に闇属性を持っている人間がいること…そして最も愛しい人が殺されていることだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます