第14話

「それでは私の勉強に移りましょうか?」



「言語の勉強はもうよいのだろう?」



「いいえ、この国の…いえこの世界の魔法について教えてください」

私がこの世界で生きていくために魔法は必要だが流石に魔法までは独学では難しいと判断した

「なるほど、そういうことか魔法について書かれた本がある」



そういうとディアモンドは本を具現化させた



「ディアモンド様も物を具現化できるんですね」


「これはあくまでこの部屋限定だ、外では使えない」




「そうなんですか?」



「ご主人様の特殊な結界が張られた空間のみでしか具現しない限定的な物よ」



「なるほどなるほど、具現化はそんなに簡単じゃないんですね」



「あぁだから君の魔法を外で無闇に使うのは危ない」



「分かりました気を付けます」




そういってディアモンド様が持っていた本を読みだした



「必ず魔法には詠唱をしなければならないが君の場合は無詠唱で何かを作り出す能力があるらしい」


「無詠唱魔法がそんなにすごいのですか?」



「あぁ、簡単に言えば手を使わずに食事をするくらいは難しいぞ」


一体どうやって魔法を出しているんだとじりじり詰め寄ってくるが

「魔法初心者にそんなことを聞かれましても、イメージ?をしていたとしか言いようがありませんよ?それに魔法といっても物体ですし、向こうの技術と何ら変わりありません」



「ならばよかろう、君が無意識に具現化魔法を作ることは分かった。属性は創世神と同じ光魔法だろう…だが他にも属性がある可能性はある」



「属性が光以外ていうと他には?」



「火、水、風、雷、土の五大元素が大元にあるが稀に光と闇をもって生まれてくる子供もいる」




「どうやって調べるの?」



「これだ」



そういって取り出したのは水晶玉だった



「…手を触れてみなさい」



「こう…ですか?」



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