第9話

「どうかしたの?うるる」



「い、いま…何か思い出せそうな気がして」

考えれば考えるほど頭が痛くなるのを感じた


「うるる、焦って無理に思い出してはいけない。」



「わ、わかったわ」



「さてと、ご主人様にこの部屋好きに使っていいって言われたしうるるの好きなように模様替えしましょうか!」



「えっでも、私何も持ってないですよ?」



「ふっふっふっ、このカミーユに任せなさい」


そういってカミーユは前足を伸ばしてきた


「握って好きな部屋をイメージして」



「…こう?」





想像をはるか超えた光景に私は涙した



「またこの部屋に来れるなんて…」


懐かしさのあまりつい涙が流れてしまった



「ちょっと泣かないでよ!?」


「うん」

「早くご主人様にも見せてあげたいわね」



この光景をディアモンドが見たらどう思うのだろう



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