第2話


「わ、たしじゃない!私が二人を?いやそんなはずは」


慌てふためく私に何かを混ぜた水を飲まされた


「少し落ち着いたようだな私が誰かわかるな?」





「…ディアモンド様です」



「そうだ、少し横になりなさい」


そういわれると彼女の意識は再び薄れていった


「カミーユ今の記憶取れたか?」


「いいえ…しかし一瞬でしたが部分的に切り取られた記憶の穴が複数存在していることは確認できました。おそらく何者かによって意図的に消された可能性があります。これ以上続けるとこの子の精神が崩壊するでしょう」

そういって映像の一部を彼の額に流し込んだ

「仕方あるまい…」



「今ご主人様が眠らせたのでさっきの記憶は消えるでしょうが…」



「…彼女が記憶の穴について知ってるわけあるまいか」



「ただ今の様子を見るに恐らく彼女は…異世界転生者です」




「…!!」




「ご主人様彼女が世界を傾かせる存在かどうか確かめなければいけません」



「あぁ…分かっている」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る