第5話 謎のキメラ
謎のキメラ
大体100戦ぐらいしたところで、夕方になって、VR空間から戻ってきた。けど戻ってきたのに、珠樹が居ない。なんで?
「珠樹が居ないね」
「そうですね。ではわたくしと千代は外を探してきますので、アミ様と瑠亜はこのテント内部を探して下さい」
「分かったよ」
二人がテントから出て行った。よし、私たちも、
「とりあえず、居間を探してみよう」
「ほかの部屋にはいねえだか?」
「うーん、自室に入られていると、探しようは無いかな。ほら鍵かかっているし」
「そうべか、なら今を探した後は、外に行くべか」
「そうだね。代美コピーとか来てたら危ないからね」
そんな会話をしていると、居間に到着。探すけど、
「いないっぺ」
「うん、いないね」
「キャアアアア!」
「この声は、乃理!」
「行くべさ」
二人で走って外に出る。そこには代美コピーが大量に落ちていく光景が広がっていた。地に着いた瞬間に、コピーは砕けて消えていく。落としたであろうキメラっぽい生き物がこちらを見ていた。
「多分、あのキメラがやったんだよね?なんか矢は受けているけど、代美コピーが飛んでいたと思うところに、背中の刺が伸びているし」
あれ、なんか少しずつ姿が変わっている、そのことに気が付いた、キメラは、急いで、代美コピーがいつもやってくる方向に飛んで行った。
「な、何あれ」
「怖いでは済まされませんね」
「拙者も動けなんだ」
「な、なんだべあれ! なんだべ!」
皆腰を抜かして動けないでいる。アレはヤバイ! そう心音が告げている。戻ってくる前に動かないと! 何分こうしていたか分からないけど、そうこうしているうちに、キメラが飛んで行った方向から、珠樹が、走って帰ってきた。
「皆大丈夫!? なんか怖いのが、こっちから飛んできたけど」
「た、珠樹。良かったぁ心配したよ。とりあえず腰抜けてるからタスケテ」
この後食事をとって、寝ることにしました。
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