第30話メイドリー際
「今日は夏のメイドリー祭についての説明をするからよく聞くように。武術大会各部門、魔法操作技術のメンバー選考についてはAクラスから6人、Bクラスの2クラスから各4人の8人、Cクラスの3クラスから各2人で6人でD、Eも同様で合計32人でトーナメント。疑似戦争については当日までに各クラスランクごと1チーム選出し残った各クラス代表計5チームの総当たりで1~3年までが参加だ。一応言っておくが魔法操作部門の二つは分かれているだけで総合的な評価によるものだからな」
「選手の選考については各クラスに一任されているがまぁまずは希望選手がいるか、参加人数を超えることがあればその競技にかかわる能力についてのテストを行う逆に足りない場合はこちらから声をかけることになる」
「疑似戦争については基本強制参加だ。不参加が認められるのは、当日何らかの理由でメイドリー祭自体に出席できない場合やけがで激しい動きができない場合だ。ちなみに各競技補欠を立てる」
「以上細かいルールについては例年通りで今年も疑似戦争の詳細については1か月前の3週間後に公開される。だからそれ以降対策を立ててくれ。メンバー選考は1週間後で過剰な参加があった場合にはその1週間後にテストを行う。以上」
「まぁアリスは参加するとしてアルとリッカスはどうするんだ?」
「俺はクラス強制参加競技以外は不参加だな。」
「僕も同じだね(笑)」
「そーなのか、2人とも剣術ではそれなりだと思うけどな」
「まぁ弱くはないだろうけどガルとか他の強いやつにはかなわねぇよ」
「だねー(笑)」
「弱気ね、それでもいいとこまで行くと思うけど」
「そもそも僕たちの評価はこのクラスの代表をとれるって言う感じなんだ(笑)」
「いけるんじゃないか?」
「剣の部門はきついだろ。」
「まぁそーかもしれないけどさ、武道ならあるかなってセンスありそうだったから」
「それならなくはないけどそこまでして出たくないな」
Aクラスは30人で各6人武術3部門魔法1部門で24人なので多くの人が出ることになる
剣の部門の参加が一番多く、それに落ちた人が武道(素手)に出る。
男女で分けることはない。
理由は3つで戦場において性別が関係ない点。
職業能力によって体格のアドバンテージは簡単に詰まる点。
性格上女の人が武術の部門に出ることが少ない点にある。
「まぁ確かに二人とも何としてでも出るというよりは醜態をさらしたくないというようなタイプね」
「どっちかと言うとそうかもな」
「めんどくさいと言うのも大きいかもねぇ(笑)」
「でもこれは一応貴族の人も見に来るし能力を示すことで今までなかったコネクションを広げる可能性が大いにあるのよ?」
「僕らには必要ないよね?(笑)」
「僕ら?リッカスはともかくアルには必要じゃない?」
「はたから見ればそうかもしれないが、案外悪くないぞ。領民との距離は近いし少し自給自足みたいな面もある。まぁ人によっては耐えられないんだろうけど俺は悪くない生活だと思っている。あんまり強い縛りもないしな」
「まぁ確かにあなたはそういうタイプかもね」
「にしてもリッカスはよく知っているな」
「まぁね(笑)趣味だよ(笑)」
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