第100話 秘宝級
皆んなのレベル上げを迷宮攻略より優先する事を私が決めたのは、今から2週間前。
今、私達はゆっくりとレベルを上げながら迷宮内を進んでいた。
暇な間に皆んなの武器も強化したよ。
ミスリルの剣
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
コクヨウの武器がこれ。
大鎌
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、重力軽減、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
アディライトの武器がこれ。
弓
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、重力軽減、追跡機能、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
ディオンの武器がこれ。
メイス(金)
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、重力軽減、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
メイス(銀)
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、重力軽減、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
フィリアとフィリアの2人の武器が、これ。
全員の武器が強化完了。
貫通
敵に対して与えた攻撃を必ず貫通させる
武器召喚
自分から離れた武器を手元に呼び出す
うん、無敵な感じだわ。
自分の元へ武器が戻ってくる機能は保険で付けた。
例え武器を奪われても自分の元へ戻って来るので、盗難時にも役立つ機能だ。
私の武器も、もちろん強化済み。
レイピア
レア度:
機能:破壊不可、所有者制限、HP自動回復、MP自動回復、状態異常付与、貫通、武器召喚
製作者:ディアレンシア・ソウル
それがこれ。
まさに、チート級の武器の完成である。
「これで皆んなの武器の全てが
リリスからの情報によると
現存している殆どの
そりゃ、国も厳重に管理するよ。
「
値段もつけられないのだとか。
私は自分のスキルで武器の能力を底上げできるので、その内にでも最強レア度の
「王宮にあるレア度の高い武器や防具は迷宮内で得たのを買い取ったり、献上されたりしたものだって、リリスが言ってたっけ?」
だから、リリスから
皆んなの安全が優先だから、自粛はしないけど。
「防具となる服を色々とアディライトが作ってくれるから助かるわ。」
そこは万能メイドさん。
アディライトの裁縫技術と魔力を込めた糸で服を縫えば、あら不思議。
防御力に優れた衣服の出来上がり。
「ディア様の衣装は全て、このアディライトがお作りいたします!」
とは、アディライトの主張である。
「・・・あれ?私、迷宮攻略に必要ない感じ?」
虚しさに呟く。
私の目の前には、生き生きとモンスターを屠る皆んなの姿。
疎外感が半端ないんだけど!
「・・良いなぁ。」
楽しそう。
ぜひ私も、そちら側に混ざりたいよ。
「ディア様?」
「悲しいの?」
私の護衛に残ったフィリアとフィリオの2人が揃って首を傾げる。
・・・うっ、可愛い。
「んー、違うの、ただ皆んながとても頼もしいなって思ってただけだなの。」
良い事なんだよ?
どんどん皆んなが強くなる事は。
「フィリアも?」
「フィリオも?」
「ふふ、もちろん、フィリアとフィリオの2人も強くなってくれて頼もしいよ。」
2人の頭を撫でた。
最近は私が触るのを受け入れてくれるようになったフィリアとフィリオの2人。
嬉しいよね、警戒していた猫がようやく懐いてくれたみたいでさ。
いっぱい、2人の事を可愛がるよ。
「でも、そろそろ私も皆んなと一緒にモンスターと戦いたいなぁ。」
そろそろ私も、皆んなの戦いを見ているだけではなくレベル上げたいし。
迷宮内へ入っても皆んなが先にモンスターを倒してしまう為に何もする事がなくて、ただ見ているだけで暇なんだもん。
「ディア様、戦うの?」
「ディア様、動くの?」
「うーん、そうしようかな?フィリアとフィリオの2人も私と一緒にモンスターを倒す?」
「ん、フィリアも一緒。」
「ん、フィリオも一緒。」
やる気の2人は、自分の武器を握り締める。
うむ、頼もしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます