第4話

美化活動も終わって、土曜日の授業が終わったあと、

怜香ちゃんと二人で中央駅のショッピング街へ洋服を買いに行くことになった、

怜香ちゃんが、

「どうする、学園入り口のバス停から直接行っちゃう?」

と訪ねてくる、校内から最寄りの駅まで直営のスクールバスも出ているが、

学校近くの最寄り駅までなので、そこからショッピング街の有る駅までは電車移動に

なる、高台にある学校の敷地から住宅街の方の「学園入り口」のバス停まで下れば

ショッピング街の駅に直通する市営バスが有るので、その方が便利では有る。

「バスのICパスもあるし、そうしよう」

と、答えて「学園入り口」のバス停まで二人で歩く事にする。


たぶん僕たちと同じような目的で、バス停に向かって歩く何人かの

女子生徒に交じって、高台からの下り坂を2人で歩いてバス停に向かう。


それにしても、自分の男の子が無くなって大体2カ月位、女子校に

通うようになって1カ月位たったけど、

まだ、Hな気分になるとすぐに張っちゃう胸の先や

慣れないブラの締め付けとか気になるし

制服の短くてヒラヒラのプリーツスカートからの剥き出しの太ももとか足とか、

歩いているだけで、ヒラついて見えそうな短い裾とか寒くて恥ずかしくて、

ちゃんと下は外出用の普通の可愛いヤツ(ぱんつ)履いているから、

少し位、見えちゃってもおかしくない筈なのに、ちゃんと裾で下着が隠れてるか、

気になって、ついついヒラつくお尻の所を何度も撫でてしまう。

『短いスカート、スースーするから、意識しちゃって、まだ恥ずかしいから

ちょつと胸も張ってくるし、スカートの中もまた少しムズムズしてくるし、

やっぱりヒラヒラ寒いよ~』


なのに普通の女子は校外でも別に制服の短いスカートなんて

気にならないらしくて、制服だからミニは当たり前だし、

「みんな履いてるから平気だよっ!」って感じで、

少しぐらい中の下着がチラついても、気にする娘は殆ど居ない、

感じとしては面積は殆ど同じなのに下着だと恥ずかしいけど、

水着は全然平気みたいな感じで制服のミニスカートはチラついても

制服だから平気って、イメージに似ているのかも?


『でも、なんで女子って、制服とかに関係なく、

スカートの時って、普通に下着で履かないと恥ずかしいんだろう』


前に体操服での作業の後、制服のミニスカートに履き替えて、

着替えは自分一人だったので、そのまま下のショートパンツを脱がないでいたら、

掃除で屈んだ時に担任の女性教諭に見つかって、

「スカートの下、脱ぎ忘れているわよ!なんで気付かないの、下のは脱ぎなさい!」って

ちゃんと下着でスカート履くように小言を言われた事があって、

いつもは、「いくら女子校でも、スカートの中は余り見せない様にしなさいっ」

て言うくせに・・・。



などと考えていると、怜香ちゃんが買い物について聞いてきた、

「まず最初はプリマステラの3階のラビットで良いよね~

あそこは可愛い系の洋服の種類が多いし、無ければ他のお店も隣だし、

あと洋服選び終わったら、上の階のラブ・コットンで服に合う下着も見ようよ~」

と言ってくる。

プリマステラとは主に女性向けの洋服や雑貨を扱った8階建てのファッションビルで

ラビットはその中のティーン向けの洋服専門店、ラブ・コットンは5階にある

可愛い下着を多く扱った同じくティーン向けのランジェリーショップである。

7、8階には男性向けの扱いもチョットだけ有るけど、

殆どは若い女性向けの店舗の多いビルだ

「もう怜香ちゃんに任せるよ、女の子の洋服とか全然分からないし、」

「ダメだよー、もっと郁ちゃんはそうゆう事に興味持たないと、

可愛いのにもったいないよ~」

と怜香ちゃんが僕に腕を絡みながら、小言を言う。

『たぶん女の子同士に限ってだけど、怜香ちゃんてっスキンシップ多いな~

これが女の子同士は普通なのかな?』

ついつい怜香ちゃんが腕を絡んだ拍子に互いの膨らんだ胸同士が触れ合う、

気になる娘の胸を自分の膨らんだ胸で感じたり、

短い制服のスカートの裾同士を擦りながら。

「あと怜香ちゃん、洋服とか終わったら、絶対に、

模型屋さんとかPC専門のパーツショップにも行くからね!」

と虚しく自分の男子趣味の主張をアピールすると怜香ちゃんが

「模型屋さんのフィギュアとかは何となく可愛いからいいけど、パーツショップは

余り関心ないんだけど・・・」

「それでも、パーツショップも付き合って!」

「本当にそうゆう所は男の子みたいだよね~、分かりました。」

ううっ!本当は女の子の洋服なんてどうでもいいのに・・・。



学園入り口のバス停は屋根とかベンチとかそれなりに有るので、

他の生徒に交じって、その中の空いているベンチに

近くの自販機で買った、ホット缶カフェオレを持って

短いスカートのお尻の裾に手を当てながら二人で座る。

「うっ!冷た!」

ベンチに腰掛けるとミニだから裾の布がお尻に周りきらなくて

下着が直接冷たいベンチに当って気になる。

「どうしたの?」と怜香ちゃん、

「別に何でもない」と答える、

これは、制服の時にミニスカートの下のパンツが色々と直接当たるのは

あたりまえの事だし他はちゃんと裾で隠れているので特に伝えない、



「バス間に合わなかったね、次は15分位後みたい・・・」

「来るとき時刻表をちゃんとスマホで確認すれば良かったね」と言いながら

ベンチの隣に腰掛けた怜香ちゃんの制服のミニから剥き出しの太ももを見る、

ミニは可愛いけどみんな寒くないのかな、下パンツだし

普段は教室だと凄く寒い時はひざ掛け使うけど、今は外でひざ掛け無いし、

同じく制服のミニから剥き出しの自分の太ももを見る。

『僕は普通に寒いんだけどな~』と、すこし足の太ももをスリスリしながら考える。


『それでも気になる女の子と二人で買い物って、やっぱりデートなのかな、

そうだといいなぁ~まあ女子の制服同士だと少し微妙だけど、』


すると、怜香ちゃんが

「あっ、今度ママがまた家族同士で一緒にスパ行こうてっ、なんか割引券有るらしいよ」

と振ってくる。

「えっ、そうなの、それなら今度うちのお母さんに相談するね、」

実はもう既に何度か怜香ちゃんとはスパとかで一緒に温泉に入っていて、

家風呂でも平気で乱入してくる事あるし、怜香ちゃん裸は何度も見ていて、

まあ、既に僕の外見は女の子なので、その特権なのだろうけど、

それに僕にはもう股間のアレも無いので、例え裸を見て興奮しても

胸が張って来て、下腹の奥から女の子の所がムズムズする位で

それも、知られるのは恥ずかしいので、

(特に胸は女の子同士でも目立つ様な気がして)

分からない様、いつも努力してて、その後の後処理で

一人Hは大体必須だけど。


ベンチで二人で缶のカフェオレを飲みながらバスを待っていると、

風が出てきてすこし寒くなる、それでなんとなく怜香ちゃんに

「これから、本格的に寒くなったら、怜香ちゃんって、どんな服着るの?」

「やっぱり、スカートにセーターとか上にハーフコート系とか多いかな、

あとブーツは絶対に必須かな、雪降ったら制服でもムートンブーツ履くし」


余談だが、真冬の制服に関しては下にヒート系キャミソールは定番として、

後はブレザーやセーター系の上着の上にマフラーや指定のPコートかダッフルコート、

さらに手袋やイヤーパッド、下は変わらず制服のミニの冬スカートに、

あと厚手の靴下とムートンブーツ系を履くのが大体定番になると聞いたことがある、

さらに寒い場合は各カイロなどで武装する、

上はともかく下のミニは冬でも普通に(下着で)履くし、

それに生足は絶対に寒いけど、みんな制服の足出しは絶対に譲れないそうなので、

これがこの辺りの女子の制服の定番になるそうだ。


「そういえば皆で遊びに行く時や、うちに来るときはミニのスカート系が多いけど、

ジーンズとかショートパンツ系とかは履かないの?」

「足は出したいから、パンツ系やジーンズ系は殆ど履かないかな、

あとショートパンツとミニならミニかな、スカートの方が絶対可愛いし、好きだから、」

なんで皆、足は譲れないんだろう、スカートなんて下アレだし。

「いいなぁ、普通に女の子してて、こっちはスカートとか全然ダメなのに・・・」

本当はパンツ系やジーンズ系を履きたいけど、

母さんが「もう女の子なんだから、せめて足は出しなさい!」てっ

ショートパンツ系以外、男物は全部捨てられたので足は出してるけど。

「女の子なんだし、スカート可愛いよ、いい機会なんだから、

これから普通に履くようにすれば、」と言われる。

「やっぱり、嫌なんだけどな~」。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る