第4話

「あっ!いた!」

「?って零ちゃん⁈」

(確か今日転校してきた零そっくりの零ちゃん)

(名前まで一緒とか驚いた)

「で、何?」

「お前にプレゼントだ」

(こいつ今日が誕生日なんだよな〜確か…)

「はぁ⁈何言ってんだお前」

「早く履き替えろ」

「お、おう…」

おっと、私も早く履き替えなくては。

「いつもんとこ行くぞ」

にかって笑いながら言ったら、

「あぁ!」

 って返されて少し驚いた。

[タタタタ…]

[タッタッタッタ…]

「着いた着いた♪」

「!ここって⁈」

「入れ」

零くんの方の声で言った。

「!〜分かった!」

(中に居るとでも思ったのだろうか?)

入った瞬間しょげていた…

「何でだ?何で?」

「どうかしたのか?」

「零の声が聞こえたのに…居ねぇ⁈」

「雄太」

「零!」

「ごめんね雄太」

「どこだよ零‼︎」

「俺…嘘ついてたんだお前に…」

「くそっ!」

「怒らないでくれるんだったら、そっちへ行く」

覚悟を決めるんだ。

「怒らねえよ!絶対!」

「……わかった…」

行くんだ!

[トッ、トッ、トッ…]

「へ?」

「零?」

「相変わらずの間抜け面だな」

「でも、何で、零?」

「いや、零は男だ」

「そうだ、零は男だ」

「でも、お前は女じゃないか!」

「そうだ、女だ」

「もしかして」

「俺がお前についてた嘘はこれだ」

「お前今日誕生日だったよな」

「プレゼントとして教えた」

「お前にだけ教えた」

「本当?俺だけ?」

「あぁ」

「じゃあ、あっ!」

「雄太、これ秘密な」

「分かった。零」

約束した。


〜あとがき〜

久しぶりに書きました〜。

やっぱり書くのって楽しいですね。

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