文化情報論スピンオフ 逆転の発想

 オズボーンのチェックリスト(9つの項目)の中で最もインパクトのある項目は8番目の「逆転Rearrange/Reverse」である(私見)。老子のアイディアは殆どがこれに因る(私見)。e.g.埏埴以爲器 當其無有器之用(しょくせんして以て器をつくる。其の無に当たりて、器の用あり。老子道徳教十一):器の最も大切な部分は土で作られた部分ではなく内側の空洞。


M家長男(当時4歳)は同様な発想による硬貨をデザインした。

デザインベースは五円玉。 


一円玉:穴の径1φ

五円玉:穴の数1穴の径5φ:現行のままデザインの変更なし。

十円玉:穴を2つ穿ける。

五十円玉:穴を10穿ける。

百円玉:穴を20開ける。

五百円玉:穴の大きさが極端に大きい。リングまたは細身のドーナツのような型。


有名デザイナー(M氏の知人)の評:硬貨のデザインとしては革命的。触覚による比較が困難なので全種の硬貨の同サイズ化は今までは不可能だったが、これなら全種同直径というコインの理想が実現できる。


*アレックス・F・オズボーン(ブレーンストーミングの発案者)が考案した発想法。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る